ワシントン・ウィザーズにとって、そして日本のバスケファンにとって朗報が届いた。12月18日（日本時間19日、日付は以下同）から欠場が続いていた八村塁に、復帰の目途が立ったのだ。

　ウィザーズが121－107で勝利を収めた30日のシャーロット・ホーネッツ戦の前に、スコット・ブルックス・ヘッドコーチ（ＨＣ）が八村について「（次の試合の）実戦復帰が濃厚になってきた」とコメント。続けて「すぐにスターターとして出場させるか、そしてどれくらいのプレータイムになるかはわからない。明日練習があるから、そこでより詳しく（状態が）わかるだろう。だが土曜日（ブルックリン・ネッツ戦）に復帰する可能性が高くなってきた。これはルイ、そしてみんなにとって朗報だ」と話した。
  　八村は現在、約1か月半の間ゲームから遠ざかっている。それだけに、ブルックスＨＣは「コンディションと練習時間かな。あとは試合勘をどうやって取り戻していくか。離脱期間が長かったからね」と、復帰に向けた最後のハードルについて言及している。

　もっとも指揮官は「我々は（八村の欠場中に）オフェンスとディフェンスで新しいスキームも導入しているが、その点は問題なさそうだ。あとは（無事に復帰できることを）祈るだけ。今日のワークアウトも良かったから、明日の練習の様子を見て判断するよ。ルイは大事な戦力なので楽しみにしている」と語っており、八村へ期待を寄せていることは間違いない。

　ウィザーズがプレーオフ争いへ参戦するためには、八村の活躍が不可欠。ホーネッツ戦での快勝、そして八村が戦列に戻ったウィザーズが、どこまで調子を上げることができるか楽しみだ。

文●秋山裕之（フリーライター）

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