２月１日（日本時間２日、日付は以下同）、ワシントン・ウィザーズはホームのキャピタル・ワン・アリーナでブルックリン・ネッツと対決し、113－107で勝利を収めた。

　この試合、ウィザーズはエースのブラッドリー・ビールがゲームハイの34得点、６リバウンド、３スティール、３ブロックと多彩な活躍。さらにトーマス・ブライアントが17得点、10リバウンド、アイザイア・トーマスが12得点、ダービス・ベルターンスとイシュ・スミスがそれぞれ11得点をマーク。

　一方のネッツは前日に行なわれたシカゴ・ブルズ戦でフィールドゴール82.6％（19／23）の大暴れで54得点を叩き出したカイリー・アービングが11得点、４アシストと不発。第４クォーター残り５分29秒には、ビールにスティールされた際の接触で右ヒザを痛めて退場するアクシデントに見舞われた。

　エースを失ったネッツはスペンサー・ディンウィディーとジャレット・アレンが加点していくが、ビールの爆発を許して敗戦。３連勝を逃したチームはディンウィディーが26得点、６アシスト、６本の３ポイントを沈めたジョー・ハリスが22得点、ギャレット・テンプルが17得点、アレンが13得点、15リバウンド、５アシスト、２ブロックを残した。
  　なお、ネッツ戦から復帰する可能性が高いと報じられていた八村塁だが、この日も欠場した。スコット・ブルックス・ヘッドコーチは試合前、「ルイは今日出場しない。一昨日、今日出場する“可能性が高い”と言ったが、調整に問題があったわけではない」と切り出し、こう続けた。

「もう少し調整してほしかったんだ。明日チームはオフだが、彼はトレーニングする。順調に行けば月曜日（３日）の実戦復帰になるだろう」

　指揮官がそう語ったことから、八村の復帰は３日にホームで行なわれるゴールデンステイト・ウォリアーズ戦が濃厚となった。この日は「Japanese Heritage Night」（ジャパニーズ・ヘリテージ・ナイト）と題し、会場に着いた先着１万名に、八村のアニメデザイン仕様のＴシャツがプレゼントされる。

　オールスターのライジングスターズゲーム出場が決まり、再び注目度が高まっている日本の至宝が、復帰戦でどんなパフォーマンスを披露するのか大いに注目したいところだ。

文●秋山裕之（フリーライター）

【PHOTO】美女揃い！妖艶ダンスで人々を魅了するNBAのチアリーダー特集！