ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の準々決勝が3月16日に行なわれ、日本代表はイタリア代表と東京ドームで対戦。9対3で圧勝し、第1回から5大会連続となるベスト4進出を決めた。
侍ジャパンはスコアレスで迎えた4回裏に、岡本和真(巨人)の3ランホームランなどが飛び出し、一挙4点を奪取。その後も5回に3点、7回に2点と、追加点を重ね、格の違いを見せつけた。ただ、ヒット数は相手と同じ8本だった。
また、イタリアからしてみれば、メジャーリーグで活躍する世界的投手の大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)、ダルビッシュ有(サンディエゴ・パドレス)からそれぞれ得点をもぎ取ったことは、自信になったに違いない。
【動画】「勝って飛行機でパーティーしましょう!」ヌートバーの“円陣声掛け”をチェック 事実、同国のメディア『OA sport』は、第1回、第2回のWBC王者で、東京五輪で金メダルを獲得した強豪相手の大奮闘を称賛。「選手たちに拍手を送るだけだ。ありがとう、夢を与えてくれた。我々は世界のトップ8の一角を占めている。キューバ、そして特にオランダ相手の偉業は決して忘れない」と伝えている。
「イタリアは日本と同じ8安打を放った。これは、結果がいかに過度に懲罰的かを物語っている。勝つにはパーフェクトなゲームが必要だったとはいえ、不可能ではなかった。勝利にはブルペン陣の力が足りなかったが、我々の前には驚異的なラインナップが立ちはだかったのだ」
ゲームセットの後、大谷はエンジェルスの同僚ダビッド・フレッチャーと健闘を称え合い、熱い抱擁を交わした。侍ジャパンは敗れた選手たちの思いも背負い、決戦の地マイアミへ向かう。
構成●THE DIGEST編集部
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