2025年のMLBトレード期限が過ぎたが、ロサンゼルス・エンジェルスは大きな補強も放出も行なわず、静かな締切日を迎えた。米スポーツメディア『ClutchPoints』は、アメリカン・リーグ西地区４位に沈み、ポストシーズン争いでも後手に回る中での「現状維持」に、ファンの間では失望と困惑が広がっていると報じている。
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　そんな中、注目を集めたのがエンジェルスのペリー・ミナシアンGMの言葉だった。『The Athletic』のサム・ブラム記者がXに投稿したコメントによると、ミナシアンGMはトレード期限に動かなかった理由について、次のように説明した。
  「我々は明らかにとても競争力がある。このグループを一緒に残したかった」

　この発言はSNS上で瞬く間に拡散され、ファンの間に驚きと苛立ちを引き起こした。コメント欄にはミナシアンGMの解任を求める声や、オーナーのアート・モレノ氏にチームの売却を求める声まで上がっているという。

　ミナシアンGMは、今回のトレード方針について「モレノ氏の意向ではない」と話しており、球団はローガン・オホッピーら若手選手に将来性を見出しているとされる。しかし、ワイルドカード圏外に沈む現在の状況では、その姿勢を“希望”ではなく“現実逃避”と捉えるファンも少なくない。

　エンジェルスがこの混迷から脱し、再び競争力を取り戻せるのか。今後の動向に注目が集まる。

構成●THE DIGEST編集部

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