来年3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)開催まで、およそ7か月となった。回数を重ねる毎に大会は華やかさを増し続けている一方で、シーズン開幕前の3月という開催時期については、今もなお各方面で議論が行なわれている。参加選手は所属球団の春季トレーニングを離れ実戦を戦うことで、故障のリスクを抱え、シーズンへのコンディション調整にも不安を残すこととなる。現行のスタイルが続く限り、同様の意見は消えることは無いだろう。
【動画】23年大会決勝、大谷vsトラウトの名シーン WBCの大会方式をめぐっては常日頃より、各メディアによる独自の見解が伝えられている。現地時間7月30日には、米野球サイト『World Baseball Network』が特集記事の中で、MLBのオールスターブレイクでのWBC開催について論じている。
かねてより米識者のボブ・ナイチンゲール氏や、米国代表のマーク・デローサ監督がオールスターブレイクへの移行を提唱していると説く同メディアは、「最大のメリットは、春季キャンプ(スプリング・トレーニング)の時期にWBCが重ならなくなるという点だ。これにより、選手がチームの調整期間を犠牲にして大会に出場するという状況を避けられる」と主張する。
だがその上で、レギュラーシーズン日程がタイトになることやテレビ放映の問題、またポストシーズン争いが近づく時期であることから、「(WBC)出場への慎重姿勢が強まるのは避けられない」などと懸念点を並べている。
やはり多くのデメリットも見込まれる夏場のWBC開催。それでも、米メディア『PUCK PROSE』では、他競技におけるレギュラーシーズン中の“国別対抗戦”実施の成功例もあると訴えている。
同メディアは、北米プロアイスホッケーリーグNHLが昨シーズン、オールスターゲームに代わる新たな試みとして、『4 Nations Face-Off』を開催し、「あらゆる面で成功だった」と強調。NHL所属選手で構成された米国、カナダ、スウェーデン、フィンランドの代表チームによる大会が、数多くのファンの支持を得たと絶賛している。その中で、MLBがWBCの開催時期移行を議論している点に言及。「他のリーグも自分たちのオールスターゲームを類似のイベントに置き換えることを再検討し始めているかもしれない」などと見通している。
2006年の初開催から来年で第6回を数えるWBC。様々な声が上がる中で、今後もファンの記憶に残る大会にしていくためにも、より柔軟な対応が求められる時期が来ているのかもしれない。
構成●THE DIGEST編集部
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かねてより米識者のボブ・ナイチンゲール氏や、米国代表のマーク・デローサ監督がオールスターブレイクへの移行を提唱していると説く同メディアは、「最大のメリットは、春季キャンプ(スプリング・トレーニング)の時期にWBCが重ならなくなるという点だ。これにより、選手がチームの調整期間を犠牲にして大会に出場するという状況を避けられる」と主張する。
だがその上で、レギュラーシーズン日程がタイトになることやテレビ放映の問題、またポストシーズン争いが近づく時期であることから、「(WBC)出場への慎重姿勢が強まるのは避けられない」などと懸念点を並べている。
やはり多くのデメリットも見込まれる夏場のWBC開催。それでも、米メディア『PUCK PROSE』では、他競技におけるレギュラーシーズン中の“国別対抗戦”実施の成功例もあると訴えている。
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構成●THE DIGEST編集部
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