「エンジェルスファンも同意してくれると思う。俺はトラウトをトレードしてほしかったんだ。彼にチャンスを与えてくれ。忠誠心へのご褒美として、それも悪くないだろう? 優勝の可能性がある場所へ送り出してやってくれ」
エンジェルスは現地8月8日時点でア・リーグ西地区4位。ワイルドカード争いでは12チーム中9位といずれも下位に沈んでいる。プレーオフ進出は今年も厳しい状況だ。2014年を最後に10年もプレーオフ出場していないのは、MLB30チームのなかでエンジェルスが最長だ。
MVPを3度受賞と球界屈指のタレントながら、プレーオフに出場したのは14年のわずか1度。打撃成績は12打数1安打、1本塁打で、エンジェルスはカンザスシティ・ロイヤルズ相手に0勝3敗のスイープ負け。トラウトはたった1度もポストシーズンの勝利を経験していない。
もはやエンジェルスに残っていても、プレーオフに出場する可能性は限りなく小さい。他球団への移籍の薦めは、数年前から元選手や多くの米メディア数年前から噴出してる状況で、あらためてメイビン氏も、「いまだ特別な存在なのは間違いない。エンジェルスは何か見返りを得て、そして勝てる場所へ行かせてやってほしい。彼にはその価値がある」と発言している。
ただエンジェルスとの契約は、トラウトが39歳になる2030年まで。今シーズンは12年4億2650万ドル(約630.4億円)契約の7年目で、今シーズンを含め6年2億1270万ドル(約314.4億円)の契約を残している。超高額の年俸がネックとなり、引き取るチームがないとも言われており、実質エンジェルスと生涯契約を結んでいる状況だ。
今シーズンの成績は、打率.240、20本塁打、50打点。近年は故障を繰り返しており、今シーズンも左膝を痛めて4月下旬から5月下旬に負傷者リスト入りを経験。打席に立てば結果を残すものの、8月7日に34歳を迎えている。
はたして今後、トラウトにプレーオフやワールドシリーズといった華やかな舞台に立つ機会が巡ってくるのか。
構成●THE DIGEST編集部
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