現地8月10日、7月のトレード期限にワシントン・ナショナルズから獲得したばかりのユーティリティー選手、アーメッド・ロザリオが胸鎖関節の捻挫で10日間の負傷者リスト(IL)入りしたと発表した。ロザリオは8日に本拠地で行なわれたヒューストン・アストロズ戦で右翼手として途中出場し、守備の際に壁へ激突して負傷。トレード移籍後はここまで4試合に出場し3安打1打点の成績を記録していた。
米スポーツ誌『Sports Illustrated』は10日の記事で、不運に見舞われているヤンキースに注目。「ワールドシリーズへの再挑戦どころか、ポストシーズン進出も危ぶまれている」と指摘し、以下のように報じた。
「トレード期限以降、チームは悪化の一途を辿っている。アーロン・ブーン監督は10日のアストロズ戦で今シーズンのメジャー最多5度目の退場処分。大半のファンから解任の声が挙がっている。新戦力のデビッド・ベドナーがマウンドに上がると投球の質は向上するが、他の投手がマウンドに立つと質が低下してしまうのだ」
今シーズンのヤンキースは、右腕ゲリット・コール、クラーク・シュミットらが手術で全休。8月に入っても負傷者が相次いだ。3日にはジョナサン・ロアイシガがIL入りし、トレード期限前に獲得したオースティン・スレーターが5日にIL入り。10日にはロザリオも離脱してしまった。
「ヤンキースはかつて7ゲーム差をつけて地区首位に立ち、優勝とワールドシリーズ2度目の出場権獲得の最有力候補と目されていた。しかし現在、トロント・ブルージェイズとボストン・レッドソックスに後れを取り、プレーオフ進出が楽観視できない状況に陥っている」
8月は5連敗を含む2勝7敗と黒星が先行。負傷者の続出とグランド内外で悪いニュースが続くなか、8月3日に24年の新人賞投手ルイス・ヒルが60日間のILから、5日には主砲アーロン・ジャッジが10日間のILから復帰した。両者の復帰が、ヤンキース再浮上の起爆剤になるのか注目だ。
構成●THE DIGEST編集部
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