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ロバーツ監督の“大谷批判”に韓国メディアも衝撃… 「なぜこんなに怒ったのか」と苦言連発の背景に脚光

THE DIGEST編集部

2025.08.13

現地10日の試合後に、大谷への苦言を呈したロバーツ監督。海外にも衝撃が広がっている。(C) Getty Images

現地10日の試合後に、大谷への苦言を呈したロバーツ監督。海外にも衝撃が広がっている。(C) Getty Images

 韓国メディア『OSEN』が8月12日、「オオタニを批判するなんて…1分間で二度も ロバーツ監督はなぜこんなに怒ったのか」と題した記事を掲載した。ロサンゼルス・ドジャースのデーブ・ロバーツ監督が発した大谷翔平への苦言を、驚きをもって報じている。

 ロバーツ監督は現地8月10日(日本時間11日)に行なわれた本拠地でのトロント・ブルージェイズ戦後に大谷の2つのプレーに対して苦言を呈していた。まずひとつ目は、3対2で迎えた6回裏だ。大谷は第4打席で中安打を放つと二盗を決め、今季17個目の盗塁をマーク。3番のウィル・スミスが四球を選び2死一、二塁としたところで大谷は好機拡大を狙いスタートを切るが失敗し、貴重な追加点を奪うチャンスを潰した。
 
 次に2つ目の場面は1点を追う9回1死満塁で一打出ればサヨナラの絶好機だった。大谷は左腕のメーソン・フルハーチと対戦。ボールを見極めながらファウルなどで8球粘ったが、最後は外角低めのスライダーに手を出して空振り三振を喫した。

 指揮官は試合後の公式会見で大谷のプレーについて言及。盗塁失敗には「あれはショウヘイが独断で三盗したんだ。だけど、いいプレーではなかった」と述べると、満塁で迎えた好機の場面では「まさか三振するとは思っていなかった」と切り出し、「センター返しを意識すべきだった。あそこは確実に1本出さないといけない場面だ」と語気を強めた。さらに「低めのボール球を追いかけてしまったのは絶対にやってはいけないことだ」と続けた。

『OSEN』は通常は選手を擁護する姿勢で知られる監督が、チームのスーパースターである大谷に対してまで苛立ちを見せている現状を憂慮。1分間に2度も名指しで非難したことを「異例」と強調している。

 同メディアはこの状況について、「ロバーツ監督のストレスが限界に達していることの表れ」であり、チーム全体の危機感を象徴する出来事として捉えている。先月4日時点で9ゲーム差の独走状態だったドジャースだが、その後6週間でパドレスとの差は1ゲームまで縮まったのだ。

 とりわけ、急激な失速の原因とされているのがブルペンの不安だ。現地10日時点で、パドレスのブルペンがリーグ最多の39セーブ、防御率はメジャートップの3.04をマークする一方で、ドジャースは21位の4.24にとどまっている。

 同メディアは、このブルペン不安が解消されないまま、ドジャースが戦力補強でもパドレスとの大きな違いを見せつけられ、「本当にもどかしい状況だ」と指摘する『Los Angels Times』の見解も紹介。今回の「異例」の事態が、ドジャースの内部状況がいかに深刻かを物語っているとみている。

構成●THE DIGEST編集部

【動画】ロバーツ監督が苦言を呈した2つのシーン
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