現地８月13日、ロサンゼルス・ドジャースが昨季オフに1700万ドル（約25億円＝当時）で獲得した32歳のマイケル・コンフォートを「今シーズン中にウェーバー公示（選手の保有権を破棄すること）にかける可能性がある」と米誌『Newsweek』が報じた。

　まず同誌は「現在負傷者リスト（IL）入りしている複数の主力選手（トミー・エドマン、エンリケ・ヘルナンデス、キム・ヘソンら）がまもなく復帰を控えており、ポストシーズンに向けて“ロースター渋滞”に直面する可能性がある」と指摘。「数週間で選手の放出、マイナー降格、ウェーバー公示といった見逃せない決断が必要になる」と、今後の動きを予想した。
  　そのうえで、米メディア『FanSided』のロバート・マレー記者の私見を同誌は紹介。「コンフォートはドジャースで機能していない。昨オフに１年1700万ドルで契約したが、ここまで打率.187、出塁率.299、長打率.327はいずれも自己ワーストで、９本塁打、打点25と大きく低迷している。特にこの年俸では、ウェーバーで獲得する球団はないだろう。昨季のジェイソン・ヘイワード（現サンディエゴ・パドレス）のようにDFA（事実上の戦力外）になる可能性もある」と、シーズン中の放出を示唆した。

　批判されても致し方がない。コンフォートは開幕から打撃パフォーマンスが低調。直近６試合も13打数１安打で打率.077と極度の打撃不振に陥り、上昇気配がまったくみえない。11日から敵地で始まったロサンゼルス・エンジェルスとの３連戦も６打数ノーヒット、４三振と結果が出ず、13日のカード３戦目はスタメンを外れていた。

　はたしてドジャースは打撃不振のコンフォートを放出するつもりなのか。今後の去就に注目が集まる。

構成●THE DIGEST編集部

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