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一時はMLB最高勝率も直近15試合2勝13敗の急失速…メッツ8年ぶりの“怪記録”に米メディア辛辣「世界一の可能性はかなり低い」

THE DIGEST編集部

2025.08.15

史上最高額契約でメッツに加入したソト。チームをPSに導けるか。(C)Getty Images

 金満球団のポストシーズン進出に黄色信号だ。

 ニューヨーク・メッツが直近15試合で2勝13敗と大失速している。ワイルドカード争いでは圏外の4位シンシナティ・レッズと0.5ゲーム差にまで接近しており、総年俸2位(米データ分析サイト『spotrac』より)のチームが9月で2025年シーズンを終える可能性が高まってきた。

 メッツは現地7月20日に7連敗を喫し、ナ・リーグ東地区首位の座をフィラデルフィア・フィリーズに明け渡した。米データ分析サイト『Fangraphs』によると、同27日時点で96.8%だったポストシーズン進出の確率が8月14日時点で74.2%まで一気に急落。シーズン後半戦で歴史的な急失速がデータ上でも証明されている。
 
 MLBの詳細なデータを分析する会社『Opta』は現地8月14日にXを更新。今季メッツのジェットコースターのようなシーズンを数値で紹介した。「過去30年間で、6月以降にMLBで最高の成績を収め、同シーズンに2勝13敗、またはそれ以下の成績を記録したチームは17年のロサンゼルス・ドジャースと今季のメッツだけだ」と興味深い事実を伝えた。

 同社の投稿を引用した米スポーツ専門メディア『CLUTCH POINTS』は、「現在のメッツの調子では、世界一の可能性はかなり低い」と厳しく予想。黒星が大きく先行した期間はサンディエゴ・パドレスやミルウォーキー・ブルワーズ、クリーブランド・ガーディアンズなど他地区で首位争いする強豪チームとの対戦があったと擁護しつつ、15日(日本時間16日)からは今月9勝3敗と好調なシアトル・マリナーズとの本拠地3連戦が控えている。状況がそう簡単に好転するわけではないと見通した。

 開幕前にはスター外野手フアン・ソトと15年7億6500万ドル(約1148億円=当時)の歴代最高額で契約を交わし大きな注目を集めた。だが蓋を開けてみれば、ソトは打率.252、29本塁打、69打点、OPS.878とメガ契約のわりにやや物足りない数字。投げては千賀滉大が14日のアトランタ・ブレーブス戦に先発し、6回途中まで5安打2失点7奪三振の成績を残したが、チームは中継ぎ陣が踏ん張れず3対4で敗北。投打の歯車が嚙み合わず、悲惨な状況が続いている。

 一時はMLB最高勝率を記録していたメッツ。昨季に続くポストシーズン出場だけはなんとしても手中に収めたいところだろう。

構成●THE DIGEST編集部

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