シカゴ・カブスは現地8月14日時点で68勝52敗の地区2位。シーズン序盤はナ・リーグ中地区首位を走り地区優勝が有力視されていたが、今月は5勝7敗、オールスター以降では11勝13敗と負け越し。首位ミルウォーキー・ブルワーズ(76勝44敗)に8ゲーム差をつけられる厳しい状況が続いている。
なぜカブスは急失速したのか。こうした現状を踏まえ、米メディア『FanSided』はカブスのPCA(愛称)こと、ピート・クロウ=アームストロングを「チーム低迷の最大の要因」と名指しで批判。「カブスに予期せぬ頭痛の種、ワールドシリーズ(WS)制覇の夢を砕きかねない要因にMVP候補とまで言われた男が、いまや最大の戦犯に」と題した過激な見出しで厳しい論調を展開した。
同メディアは「わずか1か月前にWS進出の有力候補と見られていたカブスにとって、シーズン後半戦は悪夢そのものだ」と嘆く。「原因は多々あるが、真っ先に責められるべきは打線だ。シーズン前半にはMLB屈指の攻撃力と評価されたが、カイル・タッカー、鈴木誠也、マイケル・ブッシュ、イアン・ハップら主力がそろって低調。その中でも特に深刻なのが、つい最近までMVP候補と目されていたPCAだ」と述べ、主力の打撃不振の中でもPCAの失速が際立つと指摘した。
23歳のPCAは今シーズン、前半戦にあたる95試合で打率.265(373打数99安打)、25本塁打を記録。リーグMVP候補に名前が挙がるほど目覚ましい活躍を見せた。だが『FanSided』の指摘通り、後半戦に入ると22試合で打率.205(83打数17安打)、2本塁打と精彩を欠き調子をガクンと落としている。
不振に苦しむカブスの新鋭について、『FanSided』は「シーズン序盤、スター街道を駆け上がる姿はまさに夢のようだった」と類まれな打棒を称える。しかし、後半戦以降の失速ぶりは「無惨だ」と一刀両断。「8月は41打席でわずか3安打、後半戦のOPSは.636まで低下した。シーズン通算でもOPSは.809、出塁率は.291と精彩を欠く」と低調なパフォーマンスに手厳しい意見を並べる。
ただ、守備面では「中堅での俊足と鉄壁の守備は依然として価値がある」と広い守備範囲を高く評価する。
気になる打撃不振については「単なる夏場のスランプではない可能性がある」と分析。「はっきり言って、打率はそこまで悪くない。直近数週間は不運や得意球の打ち損じが重なり、加えて相手投手が傾向を分析して攻め方を変えてきた」と対戦相手の徹底研究が少なからず打撃フォームに影響を与えていると論じる。
ただし、「それでも『いずれこうなるのでは』という懸念は以前からあった」として、こう続けた。
「PCAは非常に才能ある選手だが、絶好調だったときでさえ、打席でのアプローチには大きな不安材料が見え隠れしていた。MLB全体でも彼以上に積極的な打者はほぼ存在しないだろう。ボール球に手を出す割合が多く、全体のスイング率もMLB平均を14ポイント上回っているが、彼は振り続けている」
積極的なスイングがかえって悪影響だと推察。PCAに対し厳しい論調を並べる『FanSided』だが、「彼には他の打者よりも高い運動能力とバットコントロールがあるため、この打撃スタイルでも一定の結果は残せる」と評価するものの、「前半戦のような姿が再び見られる可能性は低いだろう。MLBのチーム(投手陣)は研究熱心で、PCAのように頻繁かつ無謀にスイングする打者の攻略法を知っている。長打力は健在だと思うが、出塁率は低いままの可能性が高い。PCAを含め他のバッターの状態が悪いカブスにとって、これは大きな痛手だ」と最後まで辛口だった。
打撃不振に苦しむPCAは現地14日のトロント・ブルージェイズ戦でスタメンを外れている。カブスの若きスターが再び前半戦のようなパフォーマンスを取り戻せるか否かは、チームの地区制覇およびポストシーズン進出争いに大きく左右しそうだ。
構成●THE DIGEST編集部
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なぜカブスは急失速したのか。こうした現状を踏まえ、米メディア『FanSided』はカブスのPCA(愛称)こと、ピート・クロウ=アームストロングを「チーム低迷の最大の要因」と名指しで批判。「カブスに予期せぬ頭痛の種、ワールドシリーズ(WS)制覇の夢を砕きかねない要因にMVP候補とまで言われた男が、いまや最大の戦犯に」と題した過激な見出しで厳しい論調を展開した。
同メディアは「わずか1か月前にWS進出の有力候補と見られていたカブスにとって、シーズン後半戦は悪夢そのものだ」と嘆く。「原因は多々あるが、真っ先に責められるべきは打線だ。シーズン前半にはMLB屈指の攻撃力と評価されたが、カイル・タッカー、鈴木誠也、マイケル・ブッシュ、イアン・ハップら主力がそろって低調。その中でも特に深刻なのが、つい最近までMVP候補と目されていたPCAだ」と述べ、主力の打撃不振の中でもPCAの失速が際立つと指摘した。
23歳のPCAは今シーズン、前半戦にあたる95試合で打率.265(373打数99安打)、25本塁打を記録。リーグMVP候補に名前が挙がるほど目覚ましい活躍を見せた。だが『FanSided』の指摘通り、後半戦に入ると22試合で打率.205(83打数17安打)、2本塁打と精彩を欠き調子をガクンと落としている。
不振に苦しむカブスの新鋭について、『FanSided』は「シーズン序盤、スター街道を駆け上がる姿はまさに夢のようだった」と類まれな打棒を称える。しかし、後半戦以降の失速ぶりは「無惨だ」と一刀両断。「8月は41打席でわずか3安打、後半戦のOPSは.636まで低下した。シーズン通算でもOPSは.809、出塁率は.291と精彩を欠く」と低調なパフォーマンスに手厳しい意見を並べる。
ただ、守備面では「中堅での俊足と鉄壁の守備は依然として価値がある」と広い守備範囲を高く評価する。
気になる打撃不振については「単なる夏場のスランプではない可能性がある」と分析。「はっきり言って、打率はそこまで悪くない。直近数週間は不運や得意球の打ち損じが重なり、加えて相手投手が傾向を分析して攻め方を変えてきた」と対戦相手の徹底研究が少なからず打撃フォームに影響を与えていると論じる。
ただし、「それでも『いずれこうなるのでは』という懸念は以前からあった」として、こう続けた。
「PCAは非常に才能ある選手だが、絶好調だったときでさえ、打席でのアプローチには大きな不安材料が見え隠れしていた。MLB全体でも彼以上に積極的な打者はほぼ存在しないだろう。ボール球に手を出す割合が多く、全体のスイング率もMLB平均を14ポイント上回っているが、彼は振り続けている」
積極的なスイングがかえって悪影響だと推察。PCAに対し厳しい論調を並べる『FanSided』だが、「彼には他の打者よりも高い運動能力とバットコントロールがあるため、この打撃スタイルでも一定の結果は残せる」と評価するものの、「前半戦のような姿が再び見られる可能性は低いだろう。MLBのチーム(投手陣)は研究熱心で、PCAのように頻繁かつ無謀にスイングする打者の攻略法を知っている。長打力は健在だと思うが、出塁率は低いままの可能性が高い。PCAを含め他のバッターの状態が悪いカブスにとって、これは大きな痛手だ」と最後まで辛口だった。
打撃不振に苦しむPCAは現地14日のトロント・ブルージェイズ戦でスタメンを外れている。カブスの若きスターが再び前半戦のようなパフォーマンスを取り戻せるか否かは、チームの地区制覇およびポストシーズン進出争いに大きく左右しそうだ。
構成●THE DIGEST編集部
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