現地８月18日、ロサンゼルス・ドジャースはコロラド・ロッキーズとの４連戦の初戦に臨み、３対４のサヨナラ負けを喫した。

　ドジャースは２回に９番ダルトン・ラッシングの犠飛、１番大谷翔平の適時打で２点を先制。３回に２対２の同点に追い付かれるも、６回にアレックス・フリーランドの適時打で３対２とリードを奪った。

　しかし先発の山本由伸が７回、１死走者なしから５番エゼキエル・トーバーにソロ本塁打を許して、スコアはふたたび同点となった。

　迎えた９回裏、３番手のジャスティン・ロブレスキーがマウンドに上がると、先頭の４番ジョーダン・ベックを右飛に打ち取ったが、続くトーバーの飛球を右翼手テオスカー・ヘルナンデスがグラブに当てながら捕球できず。一転して１死二塁のピンチを迎えたロブレスキーが、６番ウォーミング・バーナベルに適時打を打たれてサヨナラ負けとなった。

　試合後、地元紙『Los Angeles Times』は、「サヨナラ負けを喫した後、ドジャースのムーキー・ベッツは、デーブ・ロバーツ監督、アンドリュー・フリードマン編成本部長と監督オフィスで会談した」と報じた。
  「ドジャースの遊撃手ベッツは、右翼手として６度のゴールドグラブ賞を受賞した。一方、T・ヘルナンデスはそうではない。T・ヘルナンデスは３回に悪送球でロッキーズに２点目を与え、９回には飛球をキャッチできなかった。ベッツらの会談の内容は非公開だったが、そのきっかけとなった状況（T・ヘルナンデスの２つのミス）は、非公開ではなかった。明らかなのは、ドジャースにとってブルペンだけが唯一の問題ではないことだ」

　続けて同紙は、ベッツを慣れ親しんだ右翼手に戻す可能性を示唆。「ベッツを右翼手に置いて、遊撃手にアレックス・フリーランドかミゲル・ロハスを起用する方法がある。フリーランドはマイナーで遊撃手として300試合近く出場しており、ロハスもメジャーで940試合以上の経験がある」と、守備位置を変更する可能性に触れている。

　ナ・リーグ西地区で首位争いを演じるサンディエゴ・パドレスに３連勝しながら、同地区で圧倒的最下位のロッキーズに黒星。試合後に行なわれたベッツ、ロバーツ監督、フリードマン編成本部長の会談で、どんな議論があったのか。今後の守備位置は要注目かもしれない。

構成●THE DIGEST編集部

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