同地区最下位のチームに手痛い敗戦だ。

　現地時間８月18日（日本時間19日）、ロサンゼルス・ドジャースは、敵地クアーズフィールドでのコロラド・ロッキーズ戦に３対４と惜敗。先発の山本由伸が７回４安打３失点、６奪三振と力投し、「１番・DH」の大谷翔平も４打数２安打１打点と躍動したが、チーム全体で12三振を喫するなど、もどかしい試合内容で痛恨のサヨナラ負けを喫した。
  　この日は、２回に大谷の適時打などで２点を先行するも、先発した山本が続く３回、同点に追いつかれるという展開。６回にアレックス・フリーランドの適時二塁打で勝ち越したが、７回にエセキエル・トーバーの７号ソロが飛び出し、試合は再び振り出しに。そして９回には、右翼テオスカー・ヘルナンデスの飛球を捕り損ねるミスが響き、サヨナラ負けという結末を迎えた。

　試合後の会見では、ドジャースを率いるデーブ・ロバーツ監督の表情も暗い。地元放送局『SportsNet LA』が取材映像を公開しており、その中で指揮官は、「攻撃面で一部の選手を除き、ほとんど何もできなかった。正直、かなり驚きだ。ヨシの素晴らしい投球内容を考えれば、我々が勝つべき試合だし、言葉にするのが難しい」と悔しさをにじませた。

　また、T・ヘルナンデスの捕球失敗に関しては、「長い滞空時間があり、捕球するチャンスがあったように思う」「努力不足ではないが、もっと上手くやらなければならない」と危機感をコメント。さらに、報道陣から右翼手入れ替えの可能性を聞かれると、「現時点ではないと思う」「彼が調子を上げ続けなければならない」と否定しながらも厳しい言葉を繰り返していた。

　勝てる試合を落としたドジャース。依然としてナ・リーグ西地区の単独首位をキープしているが、まだまだ気の抜けない戦いが続いていきそうだ。

構成●THE DIGEST編集部

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