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「右翼手復帰は議論していない」ベッツ、ロバーツ監督、フリードマン編成本部長の会談は「守備ではなくスイングの話」地元紙はポジション再編訴え

THE DIGEST編集部

2025.08.20

遊撃手ベッツ(左)の右翼手復帰が噂されたが、ロバーツ監督(右)はポジション変更を考えていないようだ。(C)Getty Images

遊撃手ベッツ(左)の右翼手復帰が噂されたが、ロバーツ監督(右)はポジション変更を考えていないようだ。(C)Getty Images

 現地8月19日、ロサンゼルス・ドジャースはコロラド・ロッキーズに11対4で勝利。「1番・DH」の大谷翔平が44号ソロアーチを放つなど、計18安打の猛攻で8月5日以来の二桁得点で快勝した。

 この試合で注目を集めたのが、ムーキー・ベッツのポジションだった。前日18日のロッキーズ戦でドジャースは3対4のサヨナラ負け。9回の右翼手テオスカー・ヘルナンデスの捕球ミスがサヨナラ負けのきっかけとなっており、試合後にベッツ、デーブ・ロバーツ監督、アンドリュー・フリードマン編成本部長が会談の場を設けた。

 三者会談を報じた地元紙『Los Angeles Times』は、遊撃手ベッツのポジション変更の可能性を示唆。ベッツを元の右翼手に戻してT・ヘルナンデスを左翼手に戻し、不振が続く左翼手マイケル・コンフォートをベンチに戻すというもの。空いた遊撃には、若手アレックス・フリーランドかベテランのミゲル・ロハスを置くというアイデアだ。

 しかし、19日の試合では従来通りベッツが遊撃、T・ヘルナンデスが右翼の守備についた。「ベッツとロバーツ監督は守備ではなく、スイングに関する話をした。指揮官はベッツを右翼手に再配置する議論はしていないと語った」と、前日のベッツ、ロバーツ監督、フリードマン編成本部長の会談について伝えている。
 
 それでも同紙はベッツの遊撃手を疑問視。「ベッツの内野への転向は、2つの点でチームを弱体化させたと言える。ひとつはベッツの攻撃面の負担、もうひとつはT・ヘルナンデスの守備不安だ」とした。

「ベッツの打率.243はキャリア最低で、出塁率は.312、長打率は.370にとどまっている。とくに遊撃の守備は外野よりも負担が大きい。また、T・ヘルナンデスの守備WARはマイナス0.4で、ナ・リーグの右翼手のなかで64位にランクされている。2つのエラーはリーグで4番目に多い数字だ。右翼よりも左翼のほうが、守備面は楽になる」

 現在、ドジャースは内外野を守れるユーティリティーのトミー・エドマン、キム・ヘソン、キケ・ヘルナンデスが負傷者リスト入り。同紙は、「こうした選手が戻ってくれば、ベッツを外野に戻すのは容易になるだろう」と、チームの守備再編を訴えた。

構成●THE DIGEST編集部

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【記事】サヨナラ負けのドジャース、試合後にベッツ、ロバーツ監督、フリードマン編成本部長が会談「ブルペンだけが唯一の問題ではない」と地元紙、守備位置の変更も
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