現地８月19日、アトランタ・ブレーブスはシンシナティ・レッズからDFA（実質戦力外）となったジェイク・フレイリー外野手を獲得した。

　レッズ４年目のフレイリーは今シーズン、左ふくらはぎや右肩の負傷で２度負傷者リスト入り。その影響で67試合の出場にとどまっていた。打率.232、出塁率.332、長打率.387。過去２シーズンは持ち味の機動力を生かして20盗塁以上をマークしていたものの、今年の盗塁数は４しかない。

　そんなフレイリーは16日の試合で膝を負傷。軽傷と言われていたなか、17日に負傷者リスト入りではなく突然のDFAとなり、19日になってブレーブスがウェーバーで獲得した。

　こうした一連の流れを注視していたのが、ロサンゼルス・ドジャース専門メディア『Dodgers Way』だ。19日の記事で、「ドジャースはマイケル・コンフォートの代役を獲得する絶好の機会を逃した」と報じた。

「今シーズン、300打席以上を記録したドジャースの打者８人のうち、コンフォートはほぼすべての指標でワーストの打者だ。打率.190、OPS.629、安打数63、本塁打数９、打点数27はいずれも最少。レギュラー選手のなかで唯一、bWARが代替基準を下回っている。それでも、彼はドジャースのロースターに残っている。その理由は不可解だ」

　続けて、「トレード期限までにドジャースは、スティーブン・クワン（クリーブランド・ガーディアンズ）の獲得を狙っていたが、結果は破談。もはや傘下3Aオクラホマシティ・コメッツの強打者ライアン・ウォードを昇格させない限り、代わりの選択肢はほとんど残っていない」と報じた。
  　そんなタイミングでフレイリーがDFA。同メディアは「ドジャースはウェーバーでフレイリーを獲得するかどうか検討したかもしれない。しかし、ブレーブスに取られてしまった」と残念がった。

「フレイリーは今シーズン、67試合で打率.232、OPS.719。素晴らしい成績ではないが、少なくともコンフォートよりは上の数字だ。LAはトレード期限で“敗退”し、代役の補強する機会も失った」

　ドジャースはトレード期限の７月31日に若手２選手との交換で、ワシントン・ナショナルズから外野手のアレックス・コールを獲得している。しかし、同メディアはさらにフレイリーの獲得も望んでいたようだ。

構成●THE DIGEST編集部

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