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MLB

「差は歴然だ」ヤ軍専門サイトがジャッジのMVP連続受賞を確信 ラリーの打撃成績や守備に苦言も「本塁打を量産するだけでは足りない」

THE DIGEST編集部

2025.08.22

ア・リーグMVPを争うジャッジとラリー。シーズン終盤まで目の離せない展開となりそうだ。(C) Getty Images

ア・リーグMVPを争うジャッジとラリー。シーズン終盤まで目の離せない展開となりそうだ。(C) Getty Images

 ニューヨーク・ヤンキースのアーロン・ジャッジは現在、ア・リーグMVP有力候補に位置付けられている。現地時間8月20日には40号本塁打を放ち大台に乗せ、打率もリーグトップを記録。今月には右肘を痛め負傷者リスト(IL)入りとなるも最短で戦列に復帰し、チームの主軸として打棒を奮っている。
 
 そして、そのジャッジの2年連続、通算3度目の受賞に待ったをかけようとしているのが、シアトル・マリナーズのカル・ラリーだ。ジャッジを上回る47本塁打、102打点(8月20日現在)をマークし、タイトル二冠も視界に捉える。開幕から両打席での長打力が注目を集め、捕手としてのプレーも話題となり、球宴にも初出場。まさにプレーヤーとして飛躍のシーズンを送っている。

 すでに両者の成績を比較し、MVPの行方についてさまざまな議論が繰り広げられている中で、ヤンキース地元メディアからは、ジャッジに対し熱烈なエールが飛んでいる。専門サイト『YANKS GO YARD』は現地時間8月20日、両者の争いについて「一部の人々が思うほど、接戦ではない」と主張。ジャッジの有利は変わらないと断じている。

 その理由として、ラリーの打撃成績を称えつつ、「ただ本塁打を量産するだけでは足りない」などと指摘。ラリーの打率が2割台半ばである点や、ジャッジに対し大きく下回る出塁率を挙げ、「本塁打数を除けば、打撃面での差は歴然だ」と強調する。

 さらに、捕手での貢献度もMVP選出の大きな要因になるとしながらも、ラリーの守備面での各指標が決して高い数字ではないと訴え、「良くてもわずかに平均以上の捕手と言えるだろう」と評価。

 同メディアは、「ラリーがMVPにふさわしいと主張する人々は『捕手だから』という一点にしがみついているに過ぎない。打率.249の打者が、打率.333の打者より優れていると本気で信じられるのか」と問いかけ、続けて、「さらに言えば、ジャッジの長打率が.687で、ラリーの.593をほぼ100ポイントも上回っているのに、ラリーの方が優れた長距離砲だと本気で言えるのだろうか」として、それぞれの差をフォーカスする。

 そのうえで、「9月に大失速でもしない限り、ア・リーグMVPはアーロン・ジャッジで決まりだ。ヤンキースファンがずっと主張してきた通りに」と結論付けている。

 ヤンキース、マリナーズとも、プレーオフ争いを演じている終盤戦、両主砲のパフォーマンスにはさらにファンの視線が注がれるはずだ。

構成●THE DIGEST編集部

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