現地８月21日、MLB公式サイト『MLB.com』は最新の打者パワーランキングを発表。大谷翔平（ロサンゼルス・ドジャース）が今季初めてトップに立った。

　同ランキングは『MLB.com』のデータチームが構築した独自の計算式に基づき、「選手の直近成績」「シーズン全体成績」「過去１年間の成績」をトータルして順位付けしている。記事を配信したアンドリュー・サイモン記者は主に前述した２項目を重点に置いていることを前置きしたうえで、前回３位だった大谷を今季初めて１位に選出した。

　サイモン記者は大谷が今季これまで２位が４度、３位が２度あったことを説明。「前回のランキング発表以降、彼は打率.366、出塁率.500、長打率.805、５本塁打を放ちナ・リーグの本塁打ランクトップ（44本）に並んでいる（※現地20日時点）」と主張。45本塁打でリーグ首位を走るカイル・シュワーバー（フィラデルフィア・フィリーズ）との熾烈なキング争いもさることながら、８月の好調さがランキングトップに躍り出た要因だと補足した。

　同記者はさらに「オオタニはメジャー全体で塁打数（301）、得点数（120）でトップを独走している。特に得点数に関しては過去75年間でMLB史上２度目となるシーズン150得点ペースに迫っている」と高く評価。今季は主に１番打者として打線をけん引している大谷の新たな記録に注目した。

　MLBパワーランクの順位は以下の通り。シーズンも折り返しとなり、打撃タイトルはもちろん明日から敵地で始まるサンディエゴ・パドレスとの地区首位攻防戦は目が離せない。
  ◇MLB打者パワーランキング
１位　大谷翔平（ロサンゼルス・ドジャース）
２位　カイル・シュワーバー（フィラデルフィア・フィリーズ）
３位　ニック・カーツ（アスレティックス）
４位　アーロン・ジャッジ（ニューヨーク・ヤンキース）
５位　ブラディミール・ゲレーロJr.（トロント・ブルージェイズ）
６位　カル・ラリー（シアトル・マリナーズ）
７位　フリオ・ロドリゲス（シアトル・マリナーズ）
８位　ホセ・ラミレス（クリーブランド・ガーディアンズ）
９位　ラモン・ラウレアーノ（サンディエゴ・パドレス）
10位　ブライス・ハーパー（フィラデルフィア・フィリーズ）

構成●THE DIGEST編集部

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