現地８月22日、ロサンゼルス・ドジャースは敵地でサンディエゴ・パドレスとの地区首位攻防戦に臨み、１対２で惜敗。両チームのゲーム差がなくなり、パドレスに同率首位で並ばれた。１番・指名打者で先発出場した大谷翔平は３打数無安打。６試合ぶりにノーヒットに終わった。

　パドレスの先発はダルビッシュ有が登板。第１打席は変化球中心に攻められ、フルカウントから６球目のスライダーで大谷は一ゴロに打ち取られる。

　２回まで三者凡退に抑えていたダルビッシュは３回１死から８番アレックス・フリーランドに先制となるメジャー初ホームランを献上。次打者に死球を与え、大谷と２度目の対戦を迎える。大谷は積極的に初球から振りにいったが右直に倒れた。

　一方、３回まで２安打無失点に抑えていたドジャース先発ブレイク・スネルは１死二塁で初めて得点圏にランナーを背負うと、３番マニー・マチャドに中適時打で同点。続くライアン・オハーンに右安打を打たれ２死一、三塁にピンチを広げると、ザンダー・ボガーツに中犠飛を許し１対２と勝ち越される。

　大谷は６回１死走者なしでダルビッシュと３度目の対戦を迎える。ここはボールを見極めて四球で出塁したが、ムーキー・ベッツが併殺に倒れてスリーアウト。ドジャース打線はダルビッシュを攻略できず、ヒットはフリーランドのソロ弾のみ。パドレスのベテラン右腕は６回を74球投げ５奪三振１失点の好投でマウンドを降りた。

　ドジャースのスネルは２失点を喫したが、こちらは７回を97球まで投げ６安打５奪三振のクオリティスタート。両チームの先発投手が締まった展開をつくる。
  　ドジャースは８回に１死一、二塁のチャンスで代打にダルトン・ラッシングを送る。ランナーが出れば大谷に回る絶好の機会だったが一ゴロ併殺に倒れてつなげず。最大の得点機を逸する。

　１点ビハインドの９回、先頭の大谷はパドレスの守護神ロベルト・スアレスの158キロのストレートをフルスイング。打球はセンター方向に高く舞い上がったが、フェンス手前で失速。あとひと伸び足らず同点ホームランとはならなかった。このあとベッツ、フレディ・フリーマンの安打で２死一、三塁にチャンスを広げるが最後はテオスカー・ヘルナンデスが空振り三振でゲームセット。ドジャースはあと一打が出ず首位攻防第１ラウンドはパドレスが先勝。ダルビッシュに今季３勝目が付いた。

構成●THE DIGEST編集部

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