現地８月22日にヤンキー・スタジアムで、ニューヨーク・ヤンキースとボストン・レッドソックスが激突。ヤンキースが１-０で勝利を収めたなか、この一戦で球場を騒がせた思わぬ乱入者に地元メディアが注目している。
  　専門メディア『Yanks Go Yard』は、「レッドソックス戦でフィールドにリスが走っているという放送コールが会場を盛り上げた」と題した記事の中で、試合中にスタジアムへ紛れ込んだリスについて次のように記している。

「小さくて毛皮のような侵入者が、観衆の目を釘付けにした。４回表にリスがバッターボックスに駆け込むと、ジョスティンソン・ガルシアの足に跳ね返った。レッドソックスのルーキーの思い出に残るMLBデビューとなったことだろう」

　同メディアによれば、リスは一死走者なしのフルカウントの場面で侵入し、三塁ベースラインを渡ったところで試合は一時中止。「ふさふさした尾の侵入者は、ヤンキースの先発マックス・フリードの明らかな注意を引き、投手のマウンドで長い休憩を取った」として、マウンド辺りで止まっていたという。

　その後、マウンドから移動したリスは一塁側へ移動。『Yanks Go Yard』によれば、「（ヤンキースの一塁手）ベン・ライスが邪魔にならないようにし、リスがファウル領域に到達したため、最終的にプレイが再開された」というのだ。

　ただ、少なからずこの中断が投手のフリードには影響を及ぼしたようで、「次の投球を土に投げ込み、（打者の）ガルシアに一塁へのフリーパスを与えた」と伝えられている。

　またフリードがリスを見守る様子の写真をヤンキースの公式Xが投稿。ファンからも「かわいい」「絵画みたい」「よりによってマウンドに行く？笑」「グッズ化希望です」「なかなか見ない光景」などの声が寄せられた。

構成●THE DIGEST編集部

【動画】「毛皮のような侵入者」にヤンキー・スタジアムが騒然