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MLB

菊池雄星が“唯一の成功例” 今季もPOが遠のくエンジェルス、専門メディアが先発陣の脆弱さに悲嘆「初めから戦える水準にはなかった」

THE DIGEST編集部

2025.08.23

7勝目はならなかったが、菊池が自らの好投で勝利を手繰り寄せた。(C) Getty Images

7勝目はならなかったが、菊池が自らの好投で勝利を手繰り寄せた。(C) Getty Images

 ロサンゼルス・エンジェルスの菊池雄星は現地時間8月20日、本拠地でのシンシナティ・レッズ戦に先発し、7回を投げ1失点に抑える好投で、2対1の勝利に貢献した。菊池自身に今季7個目の白星は付かなかったものの、ランナーを出しながら要所を締めるピッチングで勝利を呼び込んでいる。前日まで2連敗を喫していた中でカード3タテを阻止する、エースとしての役割を果たした。
 
 菊池がシーズン後半でも安定感ある投球を披露している一方、チームは借金を抱え地区下位に沈み、ワイルドカード争いでも後退。シーズン折り返しまで望みをつないでいたプレーオフ進出は難しい状況だ。開幕前には、菊池をはじめ積極的な補強に踏み切ったエンジェルスだったが、やはり上位球団との戦力差がはっきりと表れるシーズンとなっている。

 地元メディアからは、先発投手陣の脆弱さを今季の低迷した主な要因とする声も上がっている。8月22日、球団専門サイト『Halo Hangout』では開幕からの戦いを振り返り、「初めから戦える水準には達していなかった先発陣」と銘打ったトピックを掲載。今季の各先発投手のパフォーマンスに言及している。

「唯一の成功例」と評価するのは菊池だ。同メディアは、「彼は契約以上の活躍を見せており、素晴らしい補強だったと言える」と称賛。そのうえで、「より長いイニングを投げ抜く力を求めたいところだが、それでも彼はチームにとって非常に大きな戦力となった」などと綴っている。

 また、チーム最多の8勝をマークしているホセ・ソリアーノについても、「全体的に見ればよいシーズン」と評価する一方、その他の投手には苦言を並べており、35歳のカイル・ヘンドリックスに対しては、「ほぼ毎回3失点以上」と振り返り、在籍3年目のタイラー・アンダーソンにも、「5月以降は惨憺たる出来。6月はキャリア最悪の月となった」などと指摘。また先発5番手に位置付けられていたジャック・コハノビツに至っては、「彼は今季、ア・リーグで最も悪いレギュラー先発投手の1人だったと言っていい。登板するたびに打ち込まれた」と評している。

 同メディアは、「エンジェルスは2025年を、『質』も『量』もどちらとも欠いたローテーションで戦うことを選んだ。その時点でプレーオフの可能性を絶っていたのだ」などと主張する。

 シビアな評価が下されているエンジェルス。残り試合で、意地を見せることが出来るか。

構成●THE DIGEST編集部

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