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「ひどいパフォーマンスだ」拙攻拙守ドジャースにLA記者嘆き 打てない打線に球団OBは落胆「全く機能せず」

THE DIGEST編集部

2025.08.31

拙攻拙守が目立ったドジャース。ベンチには重い雰囲気が流れた。(C)Getty Images

拙攻拙守が目立ったドジャース。ベンチには重い雰囲気が流れた。(C)Getty Images

 現地8月30日、ロサンゼルス・ドジャースは本拠地でのアリゾナ・ダイヤモンドバックス戦に1対6で敗れた。拙攻拙守の悪循環に陥り、痛恨の2連敗を喫したチームには地元記者から嘆きが噴出している。

 ドジャースは先発のタイラー・グラスノーが5回表まで無四球、ノーヒットに抑える完璧なピッチングでダイヤモンドバックス打線に付け入る隙を与えない。

 右腕の好投に応えたいドジャース打線は5回裏に無死二、三塁と先制のチャンスに1番の大谷翔平に打席が回る。大谷は初球のストレートを積極的に振りにいき逆方向へ。犠飛には十分な距離で三塁ランナーのキケ・ヘルナンデスがタッチアップ。ところがキケは本塁へ滑り込まず、相手捕手にタッチされて走塁死に。ベテランの走塁ミスで先制点につなげられず、球場内は大きなため息に包まれた。

 さらに2番ムーキー・ベッツは三塁に痛烈なライナーを放つがダイヤモンドバックスの三塁手ブレイズ・アレクサンダーがダイビングキャッチ。ドジャースは無死の絶好機を無得点で終える。

 すると7回、好投していたグラスノーが崩れる。3番のコービン・キャロルに右越えソロを被弾。さらに連続二塁打を浴びると、フラストレーションからグラスノーは絶叫。無死二、三塁のピンチが続きガブリエル・モレノに中犠飛を打たれて2点目を献上。しかも中堅アンディ・パヘスの送球が三塁に逸れてしまい、中継が乱れた間に二塁ランナーの生還を許してしまう。

 ドジャースは7回にベッツの適時打で1点を返したが後続が続かず。9回には3番手のカービー・イェーツがヒットと四球で2死一、三塁のピンチを招くと、9番イルデマロ・バルガスに痛恨の3ランを献上。試合を決定づけられた。
 
 攻守で精彩を欠いたドジャースにLA記者からは厳しい声が上がっている。日夜ドジャースを追いかける番記者のブレイク・ハリス氏は試合後に自身のXのなかで、「ドジャースの連続したひどいパフォーマンスだ」と綴り、今日のダイヤモンドバックス戦を一刀両断。「4連勝の後、2連敗を喫した。明日ドジャースはスイープを回避しなければならない」と続けた。

 地元放送局『SportsNet LA』で試合を実況したジョー・デイビス氏は「ドジャースはダイヤモンドバックスとの連戦で、わずか1得点しか挙げていない。この試合も1対6で落とした」と落胆した。通算204勝の球団OBで解説を務めたオーレル・ハーシュハイザー氏は「打撃陣はまったく機能しなかった」と辛口コメント。ミスが目立った守備陣にも苦言を呈した。

 2位のサンディエゴ・パドレスが勝利したため、ドジャースの地区優勝マジックは「25」のまま。ゲーム差は1に縮まり、明日31日(日本時間9月1日)のカード最終戦は山本由伸が先発する。日本人エースが悪い流れを断ち切れるか注目だ。

構成●THE DIGEST編集部

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