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「大成功を収めた」山本由伸の自身最多タイ10K、無四死球、1失点の快投に米記者賛辞「ドジャースにはストッパーが必要だった」

THE DIGEST編集部

2025.09.01

7回10奪三振で4被安打、無四死球の好投を見せた山本。(C)Getty Images

 ロサンゼルス・ドジャースの山本由伸投手は現地8月31日、アリゾナ・ダイヤモンドバックス戦に先発登板し、7回98球を投げて1失点、自身最多タイの10奪三振、被安打4
、無四死球の好投を披露した。

 初回を3者凡退に抑え、その裏に早くも2点の援護を受けた山本。勢いそのままに2回、3回と計3奪三振、打者9人で仕留める完璧な滑り出しを見せる。

 しかし4回、ケテル・マーテイ、コービン・キャロルの連打で1死一、二塁のピンチを招いた山本。ブレイズ・アレクサンダーをこの日5つめの三振とするも、続くブランドン・デルカスティーヨへの4球目フォーシームをライト前へ運ばれこの試合初失点を喫する。

 4回を最少失点で切り抜けると、5回以降は持ち直して7回まで被安打わずか1で3奪三振をマークするなど、追加点は許さず。勝ち投手の権利を獲得して降板した。
 
 この投球に米記者から称賛の声が上がった。ドジャース専門メディア『Dodgers Nation』のノア・カムラス記者はXに「ドジャースには(連敗)ストッパーが必要だったが、チームのエースが見事にその役割を果たした」と投稿。山本がチームに与える影響の大きさを評価した。

 そして米スポーツ専門メディア『The Athletic』のドジャース番記者ファビアン・アルダヤ氏は山本がスプリットをフォーシームと同じ26球使用して10三振を奪った点に注目。「再びスプリッターを多用し、大成功を収めた。防御率は2.82だ」と賛辞を送った。

 ただし、山本からマウンドを引き継いだ2番手タナー・スコット投手が8回に2死から連続ヒット、そしてキャロルにスリーランホームランを浴びて試合は振り出しに。山本の勝利投手の権利も無くなった。

 なお試合は9回裏に代打のウィル・スミスがサヨナラホームランを放ち、ドジャースが5対4で勝利。9回表にマウンドに上がり無失点に抑えたブレイク・トライネン投手が今季1勝目(2敗)を挙げた。

構成●THE DIGEST編集部

【動画】山本由伸、148キロの鋭いスプリットで3球三振! 2回までパーフェクトピッチング&自身最多タイ10Kをマーク!
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