ロサンゼルス・ドジャースは現地９月２日、ピッツバーグ・パイレーツと敵地で対戦し、７対９で敗れた。

　同地区２位のサンディエゴ・パドレスも敗れたため、ゲーム差は2.5。依然としてリーグ西地区首位に立ち、優勝マジックは「22」と変わらないドジャースだが、パイレーツは同リーグ中地区最下位に低迷するチーム。それだけに３連戦の初戦を落としたのは痛い。

　この点について地元紙『Los Angeles Times』はシビアだ。「またしてもドジャースは順位ではるかに後れを取っているチームに敗れた。シーズンで負け越している相手との対戦は過去14試合のうち10試合を落としている」と言及。球団の悪癖に関して「ドジャースが弱いチームに勝てないという事実は、チームの根深い問題を浮き彫りにしている」として、次のように続けている。
  「ドジャースは不安定な成績を残しており、クリーンなパフォーマンスを積み重ねることも、連勝記録を伸ばすこともままならない。ときには緊迫感に欠け、同地区２位のパドレスを引き離すことも、ナショナル・リーグのプレーオフシード上位２位の座を取り戻すこともできなかった」

　また、その問題のひとつとして複数のケガ人の存在を挙げた同メディアは、負傷者リストから戻ってきたキム・ヘソンとマイケル・コーペックの名前を出しつつ、「選択肢が増えれば、より良い成果と強度が伴うとドジャースは信じている」と記述。ただ、「今のところ、チームのプレーレベルを着実に向上させているのは、他に何もないように思える」と厳しい論調で記事を締めくくった。

構成●THE DIGEST編集部

【動画】大谷翔平がドジャース通算100号のメモリアル弾！46号ソロ本塁打