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Rソックス吉田&メッツ千賀、ポストシーズン“構想外”の危機 MLB公式サイトが「残り少ない期間に多くを証明しなければならない選手」にピックアップ

THE DIGEST編集部

2025.09.04

ポストシーズンの出場が不透明と示唆された吉田(左)と千賀(右)。(C)Getty Images

ポストシーズンの出場が不透明と示唆された吉田(左)と千賀(右)。(C)Getty Images

 日本人選手2人が正念場を迎えている。

 MLB公式サイトは現地9月3日、「残り少ない期間に多くを証明しなければならない各球団の選手」と題した記事を配信。同サイトの各チーム番記者が、28日までのシーズン終盤戦で実力を発揮する必要がある選手をそれぞれ1人を選んだ。

 ボストン・レッドソックス番記者のイアン・ブラウン氏は吉田正尚を選出した。昨秋手術した右肩の回復が遅れ、今季は7月9日にメジャー初出場。今季36試合中、野手としての先発出場はわずか3回。大半は指名打者としての出場だが、打率.242、2本塁打、13打点、OPS.654と打棒でインパクトを残せていない。

 ブラウン記者は吉田について、最初の2年間は好調の時期があったが、今季は復帰以来、「打撃で目立った活躍が見られない」と評価。「アレックス・コーラ監督のシーズン終盤から10月にかけてのラインアップ構想にヨシダが加わるには、まずは結果を出さなければならない」と奮起を求めた。
 
 また日本人選手としてもう一人、千賀滉大投手(ニューヨーク・メッツ)も選ばれてしまった。今季全体で見ると防御率3.02、7勝6敗はそこまで悪い成績ではないものの、55与四球はリーグワースト8位タイ。さらに直近9登板では防御率5.90、8被弾で0勝3敗(チームは5勝4敗)を喫するなど調子を落としている。

 メッツ担当のアンソニー・ディコモ記者によると、8月中旬からMLBデビューした2人の新人右腕(ノーラン・マクリーン投手が防御率1.37、4勝0敗/ジョナ・トン投手が防御率1.80、1勝0敗)が絶好調であるため、「プレーオフの先発ローテーションに余裕がない」という。「10月のチーム構想に加わりたいのであれば、より信頼できる投手であると証明する必要がある」として全体的な成績向上、特に与四球の改善を求めた。

 今季ロサンゼルス・ドジャース、シカゴ・カブス、サンディエゴ・パドレスは日本人選手が主力として活躍し、ポストシーズン進出が濃厚な状況。吉田と千賀もその舞台に立てるだろうか。

構成●THE DIGEST編集部

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