専門5誌オリジナル情報満載のスポーツ総合サイト

  • サッカーダイジェスト
  • WORLD SOCCER DIGEST
  • スマッシュ
  • DUNK SHOT
  • Slugger
MLB

「僕はいわば脇役」 ベッツが絶不調の時期を乗り越えて到達した“新境地”を明かす「正気を保つ助けにもなっている」

THE DIGEST編集部

2025.09.11

直近の試合で大活躍を見せているベッツ。(C) Getty Images

直近の試合で大活躍を見せているベッツ。(C) Getty Images

 ロサンゼルス・ドジャースのムーキー・ベッツは今季、遊撃守備でMLBトップクラスの成績を残しながら、打撃面でキャリアワースト級のスランプを味わった。そんな元MVPは現在のチーム内での役割についての考えを明かした。

 ベッツは遊撃手としてDRS(平均よりどれだけ失点を防いだか)で「-16」とMLB10位タイ(遊撃手2位)、守備率.986で遊撃手3位と優秀な成績を収めている。一方、打撃では序盤から苦戦が続き、8月4日時点で打率.231、OPS.657。それ以降は31試合で打率.333、OPS.931、わずか8三振など前年までの、主力級の活躍を再び見せている。

 ただ、MLB公式サイトのマニー・ランダワ記者によると、低迷期間中にベッツは自身の立ち位置をロールプレイヤー(エースプレイヤーを支える選手)とする考え方にたどり着いたという。
 
「ロールプレイヤーは決して悪いものではない。いつの、どのチームにもロールプレイヤーは存在していて、その存在はスポーツにおいて非常に重要。チーム全体の力が必要なんだ」

「僕はロールプレイヤーの経験がない。自慢じゃないよ。ただそういうタイプじゃなかっただけだ。だから今季は少し新たな試みだが、僕はいわば脇役のような役割を担っている。これは、僕が(スランプにより)正気を保つ助けにもなっている」

 そう語るベッツだが、前述の通り打撃成績は上向いており、特に直近6試合では26打数9安打(打率.346)、OPS1.192、3本塁打。新境地に到達した32歳はポストシーズンでも様々な形でチームに貢献するはずだ。

構成●THE DIGEST編集部

【動画】脇役なんて言うけど...ベッツが2ラン本塁打で“主砲”の活躍!
NEXT
PAGE

RECOMMENDオススメ情報

MAGAZINE雑誌最新号

  • soccer_digest

    9月10日(水)発売

    定価:800円 (税込)
  • world_soccer_digest

    8月21日(木)発売

    定価:980円 (税込)
  • smash

    8月21日(木)発売

    定価:800円 (税込)
  • dunkshot

    8月25日(月)発売

    定価:1100円 (税込)
  • slugger

    7月24日(木)発売

    定価:1100円 (税込)