現地９月13日、ロサンゼルス・ドジャースはサンフランシスコ・ジャイアンツと対戦して、13対７で勝利した。

　前日の山本由伸とジャスティン・バーランダーが見せた投手戦から一転、両チームが打ち合う乱打戦となった。

　初回に１番の大谷翔平が内野安打で出塁すると、１死２塁から３番フレディ・フリーマンが二塁打を放ってドジャースが先制。しかし、ジャイアンツも裏の攻撃で４点を奪って逆転した。

　３回には大谷が魅せた。ジャイアンツのエース、ローガン・ウェブのシンカーを捉えて49号ソロアーチ。飛距離454フィート（約138.4メートル）は、今シーズンの大谷とチームの最長飛距離だった。

　続く２番ムーキー・ベッツが左前打で出塁すると、５番テオスカー・ヘルナンデスの二塁打で３対４と追い上げたドジャースは、５回にビッグイニングを作り出す。

　先頭のベッツが四球、フリーマンが右前打、４番マックス・マンシーが四球で無死満塁。この好機にT・ヘルナンデスが２点適時打を放って５対４と逆転に成功すると、続く６番マイケル・コンフォートが犠飛を放って６対４。さらに２死一、三塁から９番ベン・ロートベットの適時二塁打、ベッツの適時打で一気に６得点を挙げた。
  　しかし、ジャイアンツも反撃する。５回裏に７番ヘラル・エンカーナシオン、９番パトリック・ベイリーの適時打で３点と返して９対７。それでも６回表にはドジャースが８番ミゲル・ロハスの適時打などで３点を加えて、12対７とさらに引き離した。

　９回には大谷が右前打を放ち、２死一塁からフリーマンが右中間を破る適時二塁打。ドジャースが13点目を加えた。

　先発のクレイトン・カーショウを３回で代えたドジャースは、２番手エドガルド・ヘンリケス、３番手カービー・イェーツ、４番手ジャスティン・ロブレスキー、５番手マイケル・コーペックと小刻みに継投。９回は６番手のタナー・スコットが抑えきり、６回以降、ジャイアンツに得点を許さなかった。

　特大49号を含む３安打の大谷の活躍もあり、ドジャースは８月19日のコロラド・ロッキーズ戦以来、22試合ぶりの二桁得点で勝利。ナ・リーグ西地区の優勝マジックを11とした。

構成●THE DIGEST編集部

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