シアトル・マリナーズのカル・ローリーはシーズン最終盤を迎えてなお、驚異的な長打力で本塁打を量産し、米球界を大いに盛り上げている。現地時間9月16日のカンザスシティ・ロイヤルズ戦では55・56号と本塁打を連発。その時点でのリーグホームラン王争いにおいて、48本で2位につけるニューヨーク・ヤンキースのアーロン・ジャッジを8本差と引き離し、初タイトル獲得へ向け独走状態に入った。
ローリーはメジャートップの本塁打数に加え、打点もリーグ1位の118(9月17日時点)まで伸ばしており、打撃部門での二冠も目前だ。また同じく、夏場以降では、ア・リーグMVP有力候補にも挙げられるなど、まさに今季の主役のひとりとしての活躍を続けている。
さらに、現地メディアからは、ローリーのリーグ本塁打記録更新の可能性を論じる声も聞こえてきている。9月17日、米誌『Sports Illustrated』が公式サイト上で、「アーロン・ジャッジのホームラン記録が危うい」と銘打ったトピックを配信した。ローリーの本塁打数が2022年にジャッジが打ち立てたリーグ記録、62本に迫っている現状について、同メディアが独自の見解を示している。
その中では、「ジャッジがその新記録を樹立したのは2022年、ロジャー・マリスが1961年に61本でベーブ・ルースの記録を破ってから61年後のことだった」と振り返りながら、「ジャッジの記録がわずか3年で破られるとは想像しがたい。だが、今月だけで(9月16日までの)直近2試合で3本、6本塁打を放っているローリーは、歴史を追う位置につけている」と記録更新へ期待を寄せる。
また同メディアは、「ジャッジの記録到達は容易ではない」とも訴え、残りのゲームでの6本塁打という数字に対し「極めて困難か? その通りだ」などと主張。そのうえで、「だが、現役のホームランダービー王者を前に、『絶対不可能』と言い切ることはできない」と見通している。
加えてトピック内では、ジャッジとローリーによるMVP争いにも言及。両スラッガーのMVPレースを以下のように展望している。
「ローリーはジャッジが2年連続でア・リーグMVPを獲得するのを阻止するために、全力を尽くしている。ジャッジのア・リーグ記録である62本を超えることが、その決定打となるかもしれない」
今季、その打撃で誰よりもメジャーの魅力を体現し、ファンを沸かせているカル・ローリー。さらなる目標はやはり、“怪物超え”での偉業達成だ。
構成●THE DIGEST編集部
【動画】ローリーが右打ちで56号ホームラン!
ローリーはメジャートップの本塁打数に加え、打点もリーグ1位の118(9月17日時点)まで伸ばしており、打撃部門での二冠も目前だ。また同じく、夏場以降では、ア・リーグMVP有力候補にも挙げられるなど、まさに今季の主役のひとりとしての活躍を続けている。
さらに、現地メディアからは、ローリーのリーグ本塁打記録更新の可能性を論じる声も聞こえてきている。9月17日、米誌『Sports Illustrated』が公式サイト上で、「アーロン・ジャッジのホームラン記録が危うい」と銘打ったトピックを配信した。ローリーの本塁打数が2022年にジャッジが打ち立てたリーグ記録、62本に迫っている現状について、同メディアが独自の見解を示している。
その中では、「ジャッジがその新記録を樹立したのは2022年、ロジャー・マリスが1961年に61本でベーブ・ルースの記録を破ってから61年後のことだった」と振り返りながら、「ジャッジの記録がわずか3年で破られるとは想像しがたい。だが、今月だけで(9月16日までの)直近2試合で3本、6本塁打を放っているローリーは、歴史を追う位置につけている」と記録更新へ期待を寄せる。
また同メディアは、「ジャッジの記録到達は容易ではない」とも訴え、残りのゲームでの6本塁打という数字に対し「極めて困難か? その通りだ」などと主張。そのうえで、「だが、現役のホームランダービー王者を前に、『絶対不可能』と言い切ることはできない」と見通している。
加えてトピック内では、ジャッジとローリーによるMVP争いにも言及。両スラッガーのMVPレースを以下のように展望している。
「ローリーはジャッジが2年連続でア・リーグMVPを獲得するのを阻止するために、全力を尽くしている。ジャッジのア・リーグ記録である62本を超えることが、その決定打となるかもしれない」
今季、その打撃で誰よりもメジャーの魅力を体現し、ファンを沸かせているカル・ローリー。さらなる目標はやはり、“怪物超え”での偉業達成だ。
構成●THE DIGEST編集部
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