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プロ野球

「ロッテの福田は一人じゃない」3試合連続マルチ安打のドラ5ルーキーが開幕一軍へ猛アピール!

岩国誠

2020.02.15

福田光は「自分の持ち味は思い切りよく行くこと」と積極的にアピールしている。写真:岩国誠

福田光は「自分の持ち味は思い切りよく行くこと」と積極的にアピールしている。写真:岩国誠

 ロッテは14日、広島とコザしんきんスタジアムで練習試合を行った。3試合連続スタメン起用のドラフト5位ルーキー・福田光輝内野手(法政大)は4打数3安打。3試合連続となるマルチ安打で開幕一軍へ猛アピールした。

「ロッテの福田は一人じゃない」そう言わんばかりの活躍ぶりだ。

 2月8、9日に行われた楽天モンキーズとの2連戦。練習試合ながら、ともにスタメン出場を果たしたドラ5ルーキーは、ここで8打数5安打1本塁打と大暴れ。首脳陣の目にも止まり、一軍帯同を決めた。

 NPBチームと今季初対戦となったこの日は、藤岡、中村奨、井上ら主力組がスタメンに名を連ねる中、7番・二塁でスタメン出場を果たす。首脳陣の起用に応えるかのように遠藤、フランスアら昨年、一軍で結果を残した投手たちから3安打を放ち、3試合連続のマルチ安打。通算12打数8安打と好調を持続している。

「打てたことは良かったんですが、これからはいい投手がもっと出てくると思うので、技術面もそうですが、打席に入る前の気持ちの面でも、しっかり入りたいと思います。最初なので打てているというのはあると思いますし、プロ野球は長いシーズンを戦うので、絶対に(状態が)落ちるときがある。なるべく(状態の)底まで落ちないように、好不調の結果に関係なくしっかり練習して、どのピッチャーにも対応できるようにしたいと思います」
 
 鈴木大地がチームを離れたとはいえ、井上、中村奨、藤岡、レアードらが揃うロッテ内野陣に割って入るには、チーム内競争を勝ち残らなければならない。自ら目標に掲げている開幕一軍入りへドラ5ルーキーに慢心などない。

 それを感じさせたのが6回裏、無死1塁で広島の野間が盗塁をした場面について尋ねた時だ。この回から遊撃に回った福田が、捕手・柿沼からのストライク送球をしっかりキャッチし、走者にタッチ。スタンドからはアウトに見えたが判定はセーフだった。

「たぶん、自分のタッチが緩かったので、セーフと言われてしまったと思いました。柿沼さんからの送球はいいボールでしたし、一発でアウトにできたと思います。記録ではエラーとかはつきませんが、そういうちょっとしたところもあったので、そういう細かいところも一発でアウトにできるように、しっかりやっていかないといけない」

 走者・野間もアウトと思ったのか、ベンチに帰ろうと離塁。そこを冷静にタッチし、結果はアウトとなったが、最初のタッチでアウトにできなかったことを、しっかり今後の反省材料に挙げていた。

「モンキーズ戦から、いいスイングをずっとしている。引き続きどんどん使っていきたい。(セカンド、ショートだけでなく)サードも含めて、いろんなところを守らせて、チャンスを与えていきたい」

 猛アピールを続けるドラ5ルーキーを井口監督は今後、複数ポジションで積極的に起用していく方針を示した。

「まだ1年目なので、全然わからないことばかりですが、自分の持ち味は思い切りよく行くことなので、そこは変えずに積極的になんでもやっていきたい」

 チャンスをものにすべく、福田光も複数ポジションには前向きな姿勢を見せている。

 オフに注目を集めた期待のFA新加入・福田秀平が、右腕打撲のため2軍調整中だが、猛アピールを続けるドラ5ルーキー”もうひとりの福田”は好調を維持している。チーム内競争に勝ち残り、開幕一軍をつかむことができるのか。注目の価値ありだ。

取材・文●岩国誠(フリーライター)

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【著者プロフィール】
いわくに・まこと/1973年生まれ。プロ野球のニュース番組制作に携わるTV映像ディレクター。一時は球団公式SNS用動画制作やパ・リーグTVでの制作・配信を担当。その縁からフリーライターとして、webメディアでのプロ野球記事の執筆を始める。また、舞台俳優としての経験を生かして、野球イベントなどの運営や進行役など、幅広い活動を行っている。
 

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