今季序盤からハイレベルな首位争いを繰り広げていたナ・リーグ西地区は最終的にロサンゼルス・ドジャースが制した。また、サンディエゴ・パドレスもワイルドカード争いで２位に。昨季地区シリーズで熱戦を繰り広げた両軍が今季も10月の争いに進出する。

　その地区シリーズでは先にパドレスが２勝１敗と王手をかけたものの、ドジャースが連勝しシリーズ突破を決めた。ドジャースが勢いそのままにワールドシリーズを制覇。シリーズ成績でドジャースからリードを奪ったのは結局パドレスのみであり、ドジャースを最も苦しめたのはパドレス、ともいえるかもしれない。
  　そんな両軍を高く評価しているのが、2022年までパドレスに在籍していたエリック・ホズマー氏。スポーツ専門局『ESPN』のポッドキャスト番組に出演した同氏は、「私に言わせれば、物語は昨年と同じだ。それはドジャースとパドレスに帰着する。そのシリーズの勝者がワールドシリーズを制するだろう」

　また、古巣がトレード期限間近にリリーフ投手のメイソン・ミラーを獲得した点にも注目したホズマー氏。「パドレスは本当に終盤にリードを保てる唯一のチームだ」と絶対的なクローザーの存在が短期決戦を有利にすると主張した。

　ドジャースとパドレスはリーグ優勝決定シリーズまで対戦はない。両軍はワイルドカードシリーズと地区シリーズを勝ち進めるか。

構成●THE DIGEST編集部

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