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本塁打王ローリーの60発に弱小球団メディアが悲嘆…「その爆発的なパワーはパイレーツの攻撃力がどれだけ貧弱か痛感させる」

THE DIGEST編集部

2025.10.02

ア・リーグの本塁打王を獲得したローリー。ポストシーズンでのパフォーマンスにも注目が集まる。(C) Getty Images

ア・リーグの本塁打王を獲得したローリー。ポストシーズンでのパフォーマンスにも注目が集まる。(C) Getty Images

 今シーズン、ホームラン60本を放ち、ア・リーグMVP選出の可能性も囁かれるシアトル・マリナーズのカル・ローリー。プレーオフでも地区シリーズから登場し、その長打力で球団史上初の世界一に導けるかと期待も高まっている。

 ホームランをめぐる多種多様な記録を更新するなど、レギュラーシーズンのローリーの活躍はまさに歴史的。今季メジャートップとなる60本塁打というスタッツはファンを沸かせただけでなく、他球団にとって、将来的な戦力向上にも少なくない影響を及ぼしているようだ。
 
「ローリーの規格外のパワーは捕手史上屈指であり、同時にピッツバーグ・パイレーツの情けなさも浮き彫りにしている」

 そう訴えるのは、パイレーツの情報を発信する『RUM BUNTER』だ。同メディアは9月30日のトピックにおいて、今季序盤から最下位に沈み、浮上の兆しが見えないままシーズンを終えたパイレーツ打撃陣の今季の内容と、ローリーの本塁打数との比較を行なっている。

 同メディアは、「パイレーツは今季、117本塁打にとどまり、大差でのリーグ最下位に終わった。チームリーダーのオニール・クルーズでさえわずか20本だ」と振り返った上で、「パイレーツの本塁打数上位4人(クルーズ20本、ブライアン・レイノルズ16本、アンドリュー・マカチェン13本、スペンサー・ホルウィッツ11本)を合計してようやくローリー1人に届く程度だ」などと説明する。

 さらに同メディアは彼我の違いついて、「カル・ローリーの爆発的なパワーは、パイレーツの攻撃力がどれだけ貧弱かを痛感させる」と強調。さらに、ローリーがリーグ屈指の打者であると称え、「ローリーは唯一無二の存在であり、その高額契約を考えればパイレーツに所属することも無いほどの選手だ」と異次元のスキルを認めながらも、「それでも、捕手がパイレーツ全員の本塁打の半分以上を1人で打ってしまうのは、全くもって言い訳の余地が無い」と悲嘆に暮れる。

 同メディアは、パイレーツに対し打線強化を求め、「ベン・チェリントンGMが長年追い続ける難題であるが、手を打たなければピッツバーグの打撃力不足はますます痛々しいものになりそうだ」などとも論じている。まさにローリーの驚異的なバッティングは、貧打に泣いた球団にウィークポイント改善の必要性を実感させるほどのインパクトを残したと言えるのかもしれない。

構成●THE DIGEST編集部

【動画】ローリーの記念すべき60号ホームラン!
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