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無念のWCS敗退となったパドレス、地元識者は“微妙な一球”に嘆き止まず「誤審が敗因だったわけではないが…」

THE DIGEST編集部

2025.10.04

WCS第3戦、先発したダルビッシュは2回途中でマウンドを降りた。(C)Getty Images

WCS第3戦、先発したダルビッシュは2回途中でマウンドを降りた。(C)Getty Images

 今季のMLBポストシーズン、サンディエゴ・パドレスは3戦先勝のワイルドカード・シリーズ(WCS)でシカゴ・カブスに敗れた。初戦黒星スタートも2戦目を制し、最終戦に望みをつないだものの、最後は競り負ける形で2025年シーズンの幕切れを迎えた。

 敵地での3戦目、パドレスは序盤からリードを奪われる苦しい展開を強いられた。0対3で迎えた9回表、ジャクソン・メリルのソロ本塁打で2点差に迫ったがあと一歩及ばず。歓喜に沸くカブス選手らとは対照的にベンチは完全に沈黙した。

 惜しくも地区シリーズ進出を逃したパドレスだが、最後のゲームは劣勢から終盤に盛り返す粘りを見せたのは確か。地元識者が、プレーオフ早期敗退となった悔しさとともにパドレスの最後の戦いを振り返っている。

 球団専門サイト『GASLAMP BALL』は10月4日、ライターのマット・デウォルト氏の手記を掲載。様々なドラマが生まれた一部始終を綴っている。

 デウォルト氏は3戦目、ノーヒットだった1番~3番打者のパフォーマンスに言及。「リーグ屈指の選手であるフェルナンド・タティースJr.、ルイス・アライズ、マニー・マチャドが、勝つか負けるかの運命を分ける試合で計11打数無安打に終わってしまった。彼らの姿は、サンディエゴの街やファンの前からも消えた」などと回想。カブス投手陣に強力打線が封じられたことを嘆いた。
 
 また、この試合に先発したダルビッシュ有が2回途中、わずか21球で降板したことも大誤算だった。「昨年ロサンゼルス・ドジャースとの地区シリーズで、7回まで圧巻の投球を見せたあのダルビッシュが、まったく効果的でなかったことが悔やまれる。わずか1回0/3で2失点。予想していなかった」と頭を抱えた。

 さらにデウォルト氏は最終回の攻撃時、5番のザンダー・ボガーツがフルカウントから外角低めのフォーシームを自信持って見逃したが、ストライクコールされて三振に倒れた場面について言及。「どう見てもボールだった」と主張し、微妙な判定に不快感を示す。「もちろん誤審が敗因だったわけではない。だが、もし四球で走者が出て、相手にさらなるプレッシャーがかかっていたら...と考えずにはいられない」と、流れが変わっていたかもしれない一球に悔しさをにじませた。

 WCSでの敗戦を受け、「パドレスの今シーズンは終わった。過去にとらわれるより、未来に目を向けなければならない。2026年のシーズン開幕を静かに待つとしよう」と、同氏は早くも新たなシーズンへ想いを馳せた。

 おそらく、多くのパドレスファンも同じ想いを抱いているに違いない。トレード期限の7月末には総勢22人が動く6件のトレードで、フレディ・フェルミンや抑えのメーソン・ミラー、強打のラモン・ロレアノ、ライアン・オハーンらを大量補強。十分な戦力を揃えて意気揚々とポストシーズンに臨んだが、望み通りの結果は得られなかった。

構成●THE DIGEST編集部

【動画】ボールゾーンもストライクコール…パドレス地元識者が疑問を呈した微妙な判定

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