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最大の問題はT・ヘルナンデスの緩慢な守備だけではない。フィリーズ戦で垣間見えたドジャースの“不安要素”

THE DIGEST編集部

2025.10.06

フィリーズ戦で拙い守備も、7回に3ランホームランを放ったT・ヘルナンデス。(C)Getty Images

フィリーズ戦で拙い守備も、7回に3ランホームランを放ったT・ヘルナンデス。(C)Getty Images

 現地時間10月4日、ロサンジェルス・ドジャースがフィラデルフィア・フィリーズに5−3と先勝。2回に3点をリードされる苦しい展開も、6回に2点を返すと7回にはT・ヘルナンデスの3ランホームランで逆転した。

 その試合、悪い意味で注目されたのがT・ヘルナンデスの緩慢な守備だ。2回、フィリーズのリアルミュートの打球が右中間を破った際に全力で追わなかったように映りボールをカットできなかった結果、三塁打に。記者やファンからは「何をやっているんだ!」と批判の声もあった。

 ただ、最大の問題はそれだけではない。フィリーズとの第1戦、1番・大谷翔平と2番・ベッツがともにノーヒット。大谷については、フィリーズの先発サンチェス投手の投球にまったくタイミングが合わず、3打席連続三振、4打席目もストローム投手に見逃し三振と、4打数4三振1四球だった。

 “緊急リリーフ”が続いた点も不安視される。実際、2018年7月26日以来約7年ぶりにリリーフ登板したグラスノーはウォーミングアップ時のドタバタを次のように明かした。

「トイレにいた時に(ダグアウトからの)電話が鳴って、皆が僕の名前を呼んで『出番だ』って言ってたんだ。走って戻ってウォーミングアップしたよ」
 
 リリーフについてさらに言えば、佐々木朗希が投球準備を始めたのは9回表の1死から。佐々木自身「ちょっとびっくりした」と言うように、慌ただしい中での調整となった。ブルペンで投げ込む間、大谷が四球を選んで時間を稼いでくれたおかげで佐々木は落ち着いてマウンドに上がれたが(投球内容は1イニング、球数11、奪三振1、被安打1、無失点)、ベンチワークの遅さは大いに気になった。

 6回を3失点に抑えた大谷の好投(球数89、被安打3、奪三振9、与四死球2、失点3)がなければ、おそらく逆転勝利という展開に持ち込めなかったはずで、その点で次戦以降も当然ながら先発投手の出来が鍵を握る。とはいえ、試合を優位に進めるためには1番、2番の出塁率も間違いなく重要で、リリーフ陣の活躍も不可欠だ。次戦に向け、垣間見えた不安要素はできれば取り除きたい。

構成●THE DIGEST編集部

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