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ドジャース最大の弱点を突けば… フィリーズ“奇跡の逆転劇”へ米メディアが挙げた2つの条件「依然として脆弱、信頼できる選手も少ない」

THE DIGEST編集部

2025.10.08

先発投手がしっかりと役割を果たしているドジャース。中継ぎの脆弱さを第2戦で露呈したが…。(C) Getty Images

先発投手がしっかりと役割を果たしているドジャース。中継ぎの脆弱さを第2戦で露呈したが…。(C) Getty Images

 現地10月6日、ナショナル・リーグ地区シリーズ(NLDS)でロサンゼルス・ドジャースに0勝2敗と追い込まれたフィラデルフィア・フィリーズが、“逆転劇を起こすための条件”について、米メディアが分析している。『CBS Sports』によると、過去にNLDSで0勝2敗から逆転した球団は、1981年のドジャース(対アストロズ)と2012年のジャイアンツ(対レッズ)の2球団のみで、フィリーズは極めて困難な状況に置かれている。

 
『CBS Sports』は、「フィリーズが信じられない逆転劇を成し遂げるための2つのポイント」を提示している。1つ目は「アーロン・ノラが真価を発揮すること」だ。エース格のザック・ウィーラーが肩の手術で離脱したため、第3戦の先発はノラが務める。同メディアは「32歳のノラは今季苦戦しており、94回1/3で18本塁打を被弾。これはナ・リーグ最強打線のドジャース相手には問題となりうる」と指摘した。一方で「9月26日の最終登板では8イニング1失点、9奪三振無四球の好投で6回まで完全試合を続けており、球速も向上していた」として、この時の状態に戻れるかが勝負の分かれ目としている。

 2つ目は「ドジャースの救援陣を早い回から登板させること」だ。『CBS Sports』は「フィリーズは最初の2試合で計6点しか奪えておらず、第1戦の大谷翔平、第2戦のブレイク・スネルをともに6回まで投げさせてしまった」と分析。「ドジャースの最大の弱点は救援陣にある。佐々木朗希が後半戦のクローザー候補となっているが、中継ぎ陣は依然として脆弱で信頼できる選手が少ない」と指摘し、第3戦の先発・山本由伸を早めに降板させ、不安定な救援陣との対戦機会を増やすことの重要性を強調した。

 なお、第2戦では9回にブレイク・トライネンが炎上し、4対0から4対3まで詰め寄られる場面があったが、最終的には佐々木朗希が締めくくってドジャースが勝利している。フィリーズにとって、この救援陣の不安定さを突いていけるかが大きなカギになりそうだ。

構成●THE DIGEST編集部

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