専門5誌オリジナル情報満載のスポーツ総合サイト

  • サッカーダイジェスト
  • WORLD SOCCER DIGEST
  • スマッシュ
  • DUNK SHOT
  • Slugger
MLB

「どん底。初めて見る」NLDSで打率.071…打者・大谷翔平、絶不調の理由とは? 元楽天監督が「原点」と提案する復調のポイント

THE DIGEST編集部

2025.10.10

大谷はフィリーズとの地区S第3戦で5打数無安打に終わった。(C)Getty Images

大谷はフィリーズとの地区S第3戦で5打数無安打に終わった。(C)Getty Images

 楽天の元監督で野球解説者のデーブ大久保氏が、自身のYouTubeチャンネルを更新。不振に陥るロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平の打撃について改善案を提案した。

 大谷はフィラデルフィア・フィリーズとのナ・リーグ地区シリーズ(NLDS)第1戦で1番・投手兼指名打者として先発出場。投打の二刀流としてプレーした。投げては6回3安打9奪三振3失点の好投でポストシーズン初勝利を飾った一方、バットは4打数無安打4三振と精彩を欠いた。

 2戦目以降は1番打者としてスタメン出場を続けているが、5打数1安打1打点(2三振)。本拠地に戻った第3戦は5打数無安打(1三振)で、3試合の合計は14打数1安打7三振。打率は.071とレギュラーシーズンの活躍とは真逆の打撃不振だ。

 特に地区シリーズは三振の多さが目立つ大谷について、大久保氏は「今は差し込まれたり、(前方に)出されたり、本来の自分ではない」と指摘。「今はどん底です。初めて見ます。こんなに迷いのある、追いかけるのは見たことがないです」と心配する。

 現役時代に捕手だった大久保氏は、守備での負担が「打撃にも影響を及ぼしていた」とし、投手も務める大谷はより重圧を感じているのではと推測する。
 
 またフィリーズ投手陣による大谷対策も厳しく、徹底した内角攻めや効果的な変化球の駆使をしているとも分析。「切り替えておかないと、甘い球も甘い球ではなくなってしまう。受け身になり、静になってしまう。静から動き出すのは、バタバタっと動き出す」と自身の現役時代の経験談も交えて問題点を挙げる。

 周囲からの期待値が大きいがゆえ、結果が出なければシビアな評価が並ぶ大谷はどう持ち直せばよいのか。大久保氏は“タイミングへの集中”を提案する。

「(大谷選手は)真っすぐを待っていながら変化球をいつでも打てます。なんなら、変化球を待って真っすぐを打つこともできます。超天才の人にしかできないことをできるのですから、もう一回原点にかえってもらう。いろんな球、配球を考えずにタイミングだけを考えて打席に入ってもらうのが、大事だと思っています」

 はたして打者・大谷の復調はなるのか。ドジャースの2勝1敗で迎えた第4戦は、日本時間10日の朝7時8分にプレーボール予定。勝てば地区シリーズ進出が決まる。

構成●THE DIGEST編集部

【画像】大谷真美子さんら世界の美女がずらり! 常勝軍団ドジャースの名手たちを支える“ゴージャスでセレブな妻&パートナー”を一挙紹介!

【動画】レフトへ大飛球もわずかにスタンドには届かず…大谷翔平の第4打席
NEXT
PAGE

RECOMMENDオススメ情報

MAGAZINE雑誌最新号

  • soccer_digest

    10月10日(金)発売

    定価:800円 (税込)
  • world_soccer_digest

    10月2日(木)発売

    定価:890円 (税込)
  • smash

    9月20日(土)発売

    定価:800円 (税込)
  • dunkshot

    9月25日(木)発売

    定価:1100円 (税込)
  • slugger

    9月24日(水)発売

    定価:1100円 (税込)