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シリーズ打率「.071」の大谷翔平、フィリーズとの勝負が「厳しい」理由とは? 専門メディアが指摘 第4戦先発の左腕サンチェスとの対戦成績は?

THE DIGEST編集部

2025.10.10

ここまでシリーズ14打数1安打の大谷。負ければ逆王手がかかる大一番で、結果を残せるか。(C)Getty Images

 ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平は現地10月8日の地区シリーズ第3戦、フィラデルフィア・フィリーズ戦で5打数無安打。今回のシリーズ初の出塁なしという結果に終わり、チームも2-8で敗れた。

 大谷はこのシリーズ3戦で計14打数1安打、打率.071、1打点、7三振、1四球と結果を出せていない。ドジャース専門メディア『Dodger Blue』が試合中に投稿したXによると、大谷はポストシーズンで左腕に対して通算OPS.606、三振率45%。「強力な左投手を擁するフィリーズとのシリーズは厳しいものとなっている」との指摘を受けている。

 ただ今回のシリーズでは、右腕との勝負でも結果を残せておらず、計3度の対戦でいずれもヒットは打てていない(第1、2戦では対ヨアン・デュランで四球&空振り三振、第3戦では対アーロン・ノラでレフトフライ)。
 
 負ければ逆王手をかけられる第4戦、快音を響かせたい大谷だが、フィリーズ先発は左腕クリストファー・サンチェス。レギュラーシーズンの通算成績で見ると、16打数4安打(打率.250)、2打点で本塁打はゼロ、今季に限っては6打数1安打5三振と封じ込まれた。そして、自身も先発登板した今シリーズ第1戦では、空振り三振、見逃し三振、見逃し三振と完全に抑えられている。

 フィリーズは負けたら終わりの状況が続くため、今後も積極的な投手起用が予想される。スーパースターはこの逆境を跳ね除け、まずはチームをリーグ優勝決定シリーズへ導けるか。

構成●THE DIGEST編集部

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