現地時間10月９日、ロサンゼルス・ドジャースは本拠地ドジャースタジアムでナショナル・リーグ地区シリーズ第４戦（５試合制の３勝先取方式）、フィラデルフィア・フィリーズと対戦。１対１の同点で延長戦にもつれ込む熱戦のなか、無失点に抑える力投を見せた救援陣に称賛の声が上がっている。

　１対１の８回に登板した佐々木朗希は、フィリーズの上位打線をわずか８球で三者凡退に抑える完璧な投球。続く９回も最速161キロをマークし、２イニング連続で三者凡退の圧巻のピッチングを披露した。

　延長の10回表も続投した佐々木は、先頭の８番ニック・カステヤノスを内野ゴロ、次打者ブライソン・ストットをカウント２－３から159キロの速球で空振り三振に仕留めると、最後は１番トレイ・ターナーを右直で打ち取り、この回も安定した投球を披露した。
  　11回表、佐々木に代わって登板した左腕アレックス・ベシアは、シュワーバーを内野ゴロに打ち取り、続くブライス・ハーパーには四球を与えたものの、アレック・ボームをセンターライナーで打ち取る。さらに、２死一塁で代打のハリソン・ベーダーを空振り三振に仕留め、無失点で切り抜け、雄叫びをあげた。

　１対１のまま迎えた11回裏、１死からトミー・エドマンがフィリーズ４番手ヘスス・ルサードからレフト前ヒットで出塁。６番ウィル・スミスは倒れたが、マックス・マンシーのセンター前ヒットで２死一、三塁の好機をつくった。

　ここで“キケ”こと、８番エンリケ・ヘルナンデスが四球を選び２死満塁にチャンスを広げると、続くアンディ・パヘスの打球はピッチャーゴロとなるも、ルサードが捕球できず。その間に三塁の代走ランナーだったキム・ヘソンが本塁へ激走。慌てたルサードの悪送球を誘い、サヨナラのホームを踏んでドジャースが劇的勝利を収めた。

　この勝利にファンは、延長戦を無失点で抑えた救援陣の好投を称賛。ネット上では「ベシア気合入ってたな」「よく抑えた！」「この緊張感の中で無失点はデカい」「あードキドキ」「凄い投手戦！しびれる！」「逆転のピンチを切り抜ける！」「ポストシーズン男が吠えた」「佐々木朗希が最高すぎた」「神だった」などとコメントが寄せられた。

　なお、ドジャースは対戦成績を３勝１敗として地区シリーズを突破。ミルウォーキー・ブルワーズとシカゴ・カブスの勝者と、現地13日（日本時間14日）に開幕するリーグ優勝決定シリーズで対戦する。

構成●THE DIGEST編集部

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