10月5日、オリックス・バファローズのレギュラーシーズン最後のマウンドを締めたのは、ドラフト6位ルーキーの片山楽生だった。
冷静に、しかし確かな存在感を放った右腕の今季成績は21試合登板、防御率2.10。二度の登録抹消を経験し、一軍とファームを行き来しながらも、最終的にはクライマックスシリーズに間に合わせた。何が起こるか分からない短期決戦では、中継ぎ投手は一枚でも多い方がいい。長いイニングを投げられる片山の存在は、その中でも重要な意味を持っている。
9月序盤には打ち込まれ、約1ヵ月をファームで調整に費やした。「まっすぐ(ストレート)を戻してきてっていうのは首脳陣からは言われたんで、そこは意識しながらファームでもやったんですけど、良かったり悪かったりも続きながら。課題を潰しながらやってきたなって感じです」と振り返る。
夏場の連戦ではストレートの力が落ちたところを打たれた。その課題を見つめ直し、修正を積み重ねた結果、最終戦のマウンドでは見事にゼロで締めた。短い期間に確実な修正を施す、その冷静さと対応力の高さはルーキー離れしている。
今季の片山を象徴する試合といえば、8月1日のプロ初勝利だろう。日本ハム戦、ビハインドの場面で8回から登板。ランナーを背負いながら8~9回を無失点で抑え、9回裏に頓宮裕真の3ランホームランでチームは劇的なサヨナラ勝ち。味方に勢いを与え、勝利を呼び込む投球は片山の持ち味だ。
ヒーローインタビューを受けた片山は、「もっともっと活躍して、もっともっと勝っていい流れができるように頑張っていきます」と微笑んだ。
その後、改めて振り返った際には「(ビハインドからのサヨナラ勝ちで)いただいた勝利なんで。嬉しくはありましたけど。もっともっと、ちゃんと先発して、試合を作って、自分で勝利を取れるようになりたいなって思いました」。与えられた勝利ではなく、自らつかむ勝利への強いこだわり。ルーキーながらも芯の強さがにじむ言葉だった。その思いは来シーズンにお預けとなってしまったが、その時が来るのを楽しみに待ちたい。
オープン戦では先発、中継ぎの両方を経験し、4月17日にプロ初登板を果たした。「マウンドにいる時は本当に緊張したし、もう一人の自分が投げているような感覚だった。でも、終わってみたら冷静で、いたって普通って感じ」と、初登板の感覚を語る。 その後、5月から6月にかけてはファームでの再調整期間を過ごした。首脳陣からは「イニングをたくさん投げてきて」と言われ、先発としての登板を重ねた。
「課題もありながら、いいところもあって。ある程度試合も作れてきた」と振り返り、「空振りまで持っていく変化球だったりとか、真っすぐの精度。コースを投げ切るっていうところを(課題にしてきた)。コーナーに投げ切ったり、ツーシーム、スライダーを投げ分けて、いい反応もらったりとかはできたかなと」と手応えを感じていた。ファームでは制球も安定し、フォアボールから崩れない投球を続けた。相手打者と真っ向勝負するその姿勢が、今の安定感につながっている。
ファームでは先発調整だったが、一軍では中継ぎとして登板。与えられた役割に迷いはない。「もうどんな展開、どんな場面でも関係なく、1イニング1球は1球なんで。全部出し切るっていうところだけですね」。その言葉の通り、試合の流れがどうであろうと、一球に気持ちを込めて投げ込む姿勢が彼の強さの源だ。
オリックスの伝統とも言える、社会人出身即戦力投手の系譜。その中で片山は、1年目から堂々と一軍の戦力として名を刻みつつある。入団時には「社卒はいいねって思ってもらって、社会人にもいい選手がいるんだっていうのを示していければ」と思いを語っていた。
その思いは今も変わらないかとの質問には「もちろんです!」と即答。「社会人野球っていうのが、なかなかスポットライトが当たらない場所なんで。でも、すごい盛り上がりますし、あんな野球としてすごい文化は他にないので。誇りを持っています。NTT東日本という素晴らしい場所で僕を育ててもらったんで。そこはもう感謝の気持ちを常に持っています」と話す。社会人出身投手としての誇りと感謝の思いが、片山の根幹にはある。
クライマックスシリーズでも、片山はこれまでと変わらぬ姿勢で臨む。「1試合1試合という感じで」。その言葉の中に、無心で投げ続けてきた彼らしさがある。短期決戦では、一つの粘り、一つのゼロが試合を左右する。積み重ねてきた努力と修正力。片山楽人のその力が、オリックスがクライマックスシリーズを勝ち上がるためのカギになる。
文・写真●野口航志
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9月序盤には打ち込まれ、約1ヵ月をファームで調整に費やした。「まっすぐ(ストレート)を戻してきてっていうのは首脳陣からは言われたんで、そこは意識しながらファームでもやったんですけど、良かったり悪かったりも続きながら。課題を潰しながらやってきたなって感じです」と振り返る。
夏場の連戦ではストレートの力が落ちたところを打たれた。その課題を見つめ直し、修正を積み重ねた結果、最終戦のマウンドでは見事にゼロで締めた。短い期間に確実な修正を施す、その冷静さと対応力の高さはルーキー離れしている。
今季の片山を象徴する試合といえば、8月1日のプロ初勝利だろう。日本ハム戦、ビハインドの場面で8回から登板。ランナーを背負いながら8~9回を無失点で抑え、9回裏に頓宮裕真の3ランホームランでチームは劇的なサヨナラ勝ち。味方に勢いを与え、勝利を呼び込む投球は片山の持ち味だ。
ヒーローインタビューを受けた片山は、「もっともっと活躍して、もっともっと勝っていい流れができるように頑張っていきます」と微笑んだ。
その後、改めて振り返った際には「(ビハインドからのサヨナラ勝ちで)いただいた勝利なんで。嬉しくはありましたけど。もっともっと、ちゃんと先発して、試合を作って、自分で勝利を取れるようになりたいなって思いました」。与えられた勝利ではなく、自らつかむ勝利への強いこだわり。ルーキーながらも芯の強さがにじむ言葉だった。その思いは来シーズンにお預けとなってしまったが、その時が来るのを楽しみに待ちたい。
オープン戦では先発、中継ぎの両方を経験し、4月17日にプロ初登板を果たした。「マウンドにいる時は本当に緊張したし、もう一人の自分が投げているような感覚だった。でも、終わってみたら冷静で、いたって普通って感じ」と、初登板の感覚を語る。 その後、5月から6月にかけてはファームでの再調整期間を過ごした。首脳陣からは「イニングをたくさん投げてきて」と言われ、先発としての登板を重ねた。
「課題もありながら、いいところもあって。ある程度試合も作れてきた」と振り返り、「空振りまで持っていく変化球だったりとか、真っすぐの精度。コースを投げ切るっていうところを(課題にしてきた)。コーナーに投げ切ったり、ツーシーム、スライダーを投げ分けて、いい反応もらったりとかはできたかなと」と手応えを感じていた。ファームでは制球も安定し、フォアボールから崩れない投球を続けた。相手打者と真っ向勝負するその姿勢が、今の安定感につながっている。
ファームでは先発調整だったが、一軍では中継ぎとして登板。与えられた役割に迷いはない。「もうどんな展開、どんな場面でも関係なく、1イニング1球は1球なんで。全部出し切るっていうところだけですね」。その言葉の通り、試合の流れがどうであろうと、一球に気持ちを込めて投げ込む姿勢が彼の強さの源だ。
オリックスの伝統とも言える、社会人出身即戦力投手の系譜。その中で片山は、1年目から堂々と一軍の戦力として名を刻みつつある。入団時には「社卒はいいねって思ってもらって、社会人にもいい選手がいるんだっていうのを示していければ」と思いを語っていた。
その思いは今も変わらないかとの質問には「もちろんです!」と即答。「社会人野球っていうのが、なかなかスポットライトが当たらない場所なんで。でも、すごい盛り上がりますし、あんな野球としてすごい文化は他にないので。誇りを持っています。NTT東日本という素晴らしい場所で僕を育ててもらったんで。そこはもう感謝の気持ちを常に持っています」と話す。社会人出身投手としての誇りと感謝の思いが、片山の根幹にはある。
クライマックスシリーズでも、片山はこれまでと変わらぬ姿勢で臨む。「1試合1試合という感じで」。その言葉の中に、無心で投げ続けてきた彼らしさがある。短期決戦では、一つの粘り、一つのゼロが試合を左右する。積み重ねてきた努力と修正力。片山楽人のその力が、オリックスがクライマックスシリーズを勝ち上がるためのカギになる。
文・写真●野口航志
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