現地10月10日、ニューヨーク・メッツは千賀滉大を今オフにトレードで放出する可能性がある。地元放送局『SNY』が衝撃的なニュースを報じた。
同局のダニー・アブリアーノ記者は「残留か、それともトレードか。メッツはセンガをどうすべきか? 不安定さが見過ごせないレベルに」と銘打った記事を掲載。怪我やピッチングの不安定さから、チームの“トレード候補”として浮上している。
メッツは2025年シーズン、千賀を先発ローテーションの柱として迎えた。開幕から13試合に先発して7勝3敗、防御率1.47、70奪三振と序盤は圧倒的な投球でチームを牽引した。しかし、現地6月12日のワシントン・ナショナルズ戦で右太腿裏の軽度な肉離れを負って以降は大きく崩れ、復帰後も不安定な投球が続いた。特に7月21日から8月31日までの8試合では、35.2イニングで防御率6.56と低迷した。
千賀の不調と合わせるかのようにシーズン序盤はナ・リーグ東地区首位を快走していたメッツだが、夏場以降は急失速。6月12日時点で貯金21を作り、球団史上最高ペースで勝利を重ねていたが、そこから転落。ついにはポストシーズン進出を逃した。
この状況を受け、メッツのチーム内事情に詳しいアブリアーノ記者は千賀をトレードすべき理由を列挙。次のように日本人右腕の放出を提案した。
「何より問題なのは、投球フォームを安定させられず、パフォーマンスに大きな影響が出る点だ。7月頃、センガはフォームや『考えすぎ』に悩んでいた。マイナー降格は、ストレスの少ない環境でフォームを取り戻すための処置だったが、メジャーに戻るレベルまで改善できなかったことは警鐘だといえる」
さらに「球種別に見ると、フォークボールは依然としてMLBトップクラスで、被打率.188と打者を圧倒していた。だが他の球種であるフォーシームは被打率.543、カットボールは被打率.483と打ち砕かれている。加えて、24年以降は何度も負傷離脱を繰り返しており、耐久性にも懸念が残る。昨季はわずか5.1イニング、今季は113.1イニングしか投げられていない」と指摘。直近のコンディション不良を嘆いた。
一方で、千賀を残留させる理由もあるという。「23年のルーキーイヤーや今季序盤のように調子が良ければ、先発ローテーションの実力を示しており、高いポテンシャルを秘めている」と注目。「2年間で年俸1500万ドルと比較的手頃で、条件付きで28年にもオプションが残る。ローテーション全体を考えると、他の先発候補にも不安があり、センガの価値を見直す余地はある」と付け加えた。
そうしたうえで、アブリアーノ記者はメッツの来季先発ローテーションについては「クレイ・ホームズ、ショーン・マナエア、ノーラン・マクリーンの3人に加え、若手のブランダン・スプロートやジョナ・トンも台頭中だ」と明記。外部からトップ級の先発投手を補強する必要もあると訴え、こう結論付けた。
「すべてを考慮すると、何かを犠牲にせざるを得ない状況だ。その最も合理的なシナリオとして、メッツはセンガをトレード候補として提示する、ということになる」
はたして千賀はNY記者が報じたようにメジャー1年目から在籍したメッツを去ることになるのか。右腕の動向から目が離せない。
構成●THE DIGEST編集部
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同局のダニー・アブリアーノ記者は「残留か、それともトレードか。メッツはセンガをどうすべきか? 不安定さが見過ごせないレベルに」と銘打った記事を掲載。怪我やピッチングの不安定さから、チームの“トレード候補”として浮上している。
メッツは2025年シーズン、千賀を先発ローテーションの柱として迎えた。開幕から13試合に先発して7勝3敗、防御率1.47、70奪三振と序盤は圧倒的な投球でチームを牽引した。しかし、現地6月12日のワシントン・ナショナルズ戦で右太腿裏の軽度な肉離れを負って以降は大きく崩れ、復帰後も不安定な投球が続いた。特に7月21日から8月31日までの8試合では、35.2イニングで防御率6.56と低迷した。
千賀の不調と合わせるかのようにシーズン序盤はナ・リーグ東地区首位を快走していたメッツだが、夏場以降は急失速。6月12日時点で貯金21を作り、球団史上最高ペースで勝利を重ねていたが、そこから転落。ついにはポストシーズン進出を逃した。
この状況を受け、メッツのチーム内事情に詳しいアブリアーノ記者は千賀をトレードすべき理由を列挙。次のように日本人右腕の放出を提案した。
「何より問題なのは、投球フォームを安定させられず、パフォーマンスに大きな影響が出る点だ。7月頃、センガはフォームや『考えすぎ』に悩んでいた。マイナー降格は、ストレスの少ない環境でフォームを取り戻すための処置だったが、メジャーに戻るレベルまで改善できなかったことは警鐘だといえる」
さらに「球種別に見ると、フォークボールは依然としてMLBトップクラスで、被打率.188と打者を圧倒していた。だが他の球種であるフォーシームは被打率.543、カットボールは被打率.483と打ち砕かれている。加えて、24年以降は何度も負傷離脱を繰り返しており、耐久性にも懸念が残る。昨季はわずか5.1イニング、今季は113.1イニングしか投げられていない」と指摘。直近のコンディション不良を嘆いた。
一方で、千賀を残留させる理由もあるという。「23年のルーキーイヤーや今季序盤のように調子が良ければ、先発ローテーションの実力を示しており、高いポテンシャルを秘めている」と注目。「2年間で年俸1500万ドルと比較的手頃で、条件付きで28年にもオプションが残る。ローテーション全体を考えると、他の先発候補にも不安があり、センガの価値を見直す余地はある」と付け加えた。
そうしたうえで、アブリアーノ記者はメッツの来季先発ローテーションについては「クレイ・ホームズ、ショーン・マナエア、ノーラン・マクリーンの3人に加え、若手のブランダン・スプロートやジョナ・トンも台頭中だ」と明記。外部からトップ級の先発投手を補強する必要もあると訴え、こう結論付けた。
「すべてを考慮すると、何かを犠牲にせざるを得ない状況だ。その最も合理的なシナリオとして、メッツはセンガをトレード候補として提示する、ということになる」
はたして千賀はNY記者が報じたようにメジャー1年目から在籍したメッツを去ることになるのか。右腕の動向から目が離せない。
構成●THE DIGEST編集部
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