ポストシーズンを戦うロサンゼルス・ドジャースのなかで、ひと際大きな存在感を放っている佐々木朗希。フィラデルフィア・フィリーズとの地区シリーズ第4戦では、8回から登板して3イニングをパーフェクトに抑える活躍でチームの勝利に貢献した。
メジャー再昇格を果たしたレギュラーシーズン最終盤から救援に配置転換となった佐々木。それまで崩壊状態だったドジャースブルペン陣の“救世主”と称えられ、先発投手として力を発揮できずにいたシーズン序盤から、評価はガラリ一変した。目前に迫るリーグ優勝決定シリーズ、さらには勝ち上がった先のワールドシリーズなど、より大きな舞台でも守護神としての役割を担うのも間違いないだろう。
チームの窮地のなかでクローザーに抜てきされ、今ポストシーズンは4試合2セーブ、1安打3奪三振無四球無失点で防御力0.00と圧倒的な結果を残している。ゆえに現地メディアからの期待も膨らみ続けるばかりだ。米スポーツサイト『CLUTCH POINTS』はレギュラーシーズン終盤から地区シリーズまでの佐々木の救援投手としての活躍を振り返っており、「ササキは完璧だ」と賛辞を送っている。
記事内で特に重要なのは「『成功しすぎている』点だ」などと、リリーフ転向後の数字を高く評価。ブルペン陣に不安が残るなか、ゼロを刻み続ける無双ピッチングに指揮官やチームメイトから絶対的な信頼を得ていると補足する。
そのうえで同メディアは、「もしピンチが起きた時、彼はどう反応するのか。崩れてしまうのか。それとも動じずに新しいボールを受け取り、平然と次の打者に向かうのか――真のリリーフ投手に求められるのは、まさにその姿勢だ」などと説明。リーグ優勝決定シリーズで対戦する中地区王者ミルウォーキー・ブルワーズにも堂々としたピッチングができるのか、関心を注いでいる。
『CLUTCH POINTS』はドジャースがシーズン中からブレイク・トライネン、タナー・スコットなど多くのリリーバーが軒並み重要な場面で打ち込まれてきた事実を振り返りながら、「ドジャースに残された最善の選択肢は、シーズン半分を負傷者リストで過ごし、抑え経験のない23歳のルーキーだった」と皮肉を込めつつ、「ササキはこれまで呼ばれるたびに結果を出してきた。もしかすると、この“無謀な賭け”こそが、再びワールドシリーズの歓喜をもたらすきっかけになるかもしれない」と論じ、佐々木をワールドシリーズ連覇のキーマンに指名している。
同メディアの主張通り、肉体的にも精神的にも過酷なリリーフという役割が佐々木にとって未知の領域であるのは確か。しかし、その期待と不安が入り混じるなかで見せつける堂々たる姿こそ、まさに「令和の怪物」たる真価とも言えるだろう。21世紀初のワールドシリーズ連覇へ挑戦するドジャースの頼もしき右腕は、いま最も脚光を集める存在となっている。
構成●THE DIGEST編集部
【動画】MLB公式がまとめた佐々木朗希の投球ハイライト&劇的サヨナラシーン!
メジャー再昇格を果たしたレギュラーシーズン最終盤から救援に配置転換となった佐々木。それまで崩壊状態だったドジャースブルペン陣の“救世主”と称えられ、先発投手として力を発揮できずにいたシーズン序盤から、評価はガラリ一変した。目前に迫るリーグ優勝決定シリーズ、さらには勝ち上がった先のワールドシリーズなど、より大きな舞台でも守護神としての役割を担うのも間違いないだろう。
チームの窮地のなかでクローザーに抜てきされ、今ポストシーズンは4試合2セーブ、1安打3奪三振無四球無失点で防御力0.00と圧倒的な結果を残している。ゆえに現地メディアからの期待も膨らみ続けるばかりだ。米スポーツサイト『CLUTCH POINTS』はレギュラーシーズン終盤から地区シリーズまでの佐々木の救援投手としての活躍を振り返っており、「ササキは完璧だ」と賛辞を送っている。
記事内で特に重要なのは「『成功しすぎている』点だ」などと、リリーフ転向後の数字を高く評価。ブルペン陣に不安が残るなか、ゼロを刻み続ける無双ピッチングに指揮官やチームメイトから絶対的な信頼を得ていると補足する。
そのうえで同メディアは、「もしピンチが起きた時、彼はどう反応するのか。崩れてしまうのか。それとも動じずに新しいボールを受け取り、平然と次の打者に向かうのか――真のリリーフ投手に求められるのは、まさにその姿勢だ」などと説明。リーグ優勝決定シリーズで対戦する中地区王者ミルウォーキー・ブルワーズにも堂々としたピッチングができるのか、関心を注いでいる。
『CLUTCH POINTS』はドジャースがシーズン中からブレイク・トライネン、タナー・スコットなど多くのリリーバーが軒並み重要な場面で打ち込まれてきた事実を振り返りながら、「ドジャースに残された最善の選択肢は、シーズン半分を負傷者リストで過ごし、抑え経験のない23歳のルーキーだった」と皮肉を込めつつ、「ササキはこれまで呼ばれるたびに結果を出してきた。もしかすると、この“無謀な賭け”こそが、再びワールドシリーズの歓喜をもたらすきっかけになるかもしれない」と論じ、佐々木をワールドシリーズ連覇のキーマンに指名している。
同メディアの主張通り、肉体的にも精神的にも過酷なリリーフという役割が佐々木にとって未知の領域であるのは確か。しかし、その期待と不安が入り混じるなかで見せつける堂々たる姿こそ、まさに「令和の怪物」たる真価とも言えるだろう。21世紀初のワールドシリーズ連覇へ挑戦するドジャースの頼もしき右腕は、いま最も脚光を集める存在となっている。
構成●THE DIGEST編集部
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