ポストシーズン（PS）でも勢いが止まらない。

　現地時間10月11日（日本時間12日）、ミルウォーキー・ブルワーズは、本拠地アメリカンファミリー・フィールドでシカゴ・カブスとのナ・リーグ地区シリーズ第５戦に臨み、３対１と快勝。対戦成績を３勝２敗とし、ロサンゼルス・ドジャースが待つリーグ優勝決定シリーズへ駒を進めた。

  　この躍進には、米解説陣も賛辞を惜しまない。試合後、ニューヨーク・メッツなどで活躍したカーティス・グランダーソン氏は、米TBSの番組に出演し、「多くの人がブルワーズを見ていない」と同チームが過小評価されていると指摘。「しかし今、彼らは勝ち進み、さらに上を目指す機会を得た」とチームの現状を高く評価している。

　また、フィラデルフィア・フィリーズなどで活躍したジミー・ロリンズ氏は、「ハリウッドスターvs一般人」と二球団を表現。「これ以上のものはない」「究極の番狂わせの物語だ。誰も予想しないことを成し遂げてきたチームがついにドジャースと対戦する」とそのドラマ性を強調した。

　さらに番組内では、ボストン・レッドソックスなどで通算219勝を挙げ、殿堂入りしているペドロ・マルティネス氏がブルワーズの総合力に注目。「彼らに大砲が必要だとは思わない。文字通りどのチームに勝つときも、他に何も必要だと思わない。ドジャースが相手でもそうだ」と完成された実力が称えられている。

　今季レギュラーシーズンでリーグ勝率トップ、ドジャースに６勝０敗と圧倒的な成績を残したブルワーズだが、果たしてリーグ優勝決定シリーズは、どんな戦いが繰り広げられるだろうか。注目の第１戦は、日本時間14日午前９時８分に開始予定だ。

構成●THE DIGEST編集部

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