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「切り捨てるには早すぎる」ダルビッシュ有がリリーフ転向か? 今後の起用法を米メディアが提言「キャリア後半の生き残り策」「少々厳しく聞こえるかもしれないが...」

THE DIGEST編集部

2025.10.14

パドレスの右腕ダルビッシュ。来季の起用法について専門メディアが報じた。(C)Getty Images

パドレスの右腕ダルビッシュ。来季の起用法について専門メディアが報じた。(C)Getty Images

 現地10月12日、サンディエゴ・パドレスの専門メディア『Friars on Base』は、39歳のダルビッシュ有について、「パドレスは2026年、ダルビッシュ有をどのように起用するべきか」と題した記事を掲載した。その記事の中で「リリーフ転向を検討すべきだ」と指摘した。

 同メディアはまず、「パドレスのベテラン先発投手のダルビッシュは、キャリアの終盤を迎えているように見える」と言及。そのうえで、2023年に24登板(136.1イニング)で、防御率4.56、8勝10敗、141奪三振、翌24年は16登板(81.2イニング)、防御率3.31、7勝3敗、78奪三振、そして今季は15登板(72イニング)、防御率5.38、5勝5敗、68奪三振、の成績を残し、投球回数は年々減少し、防御率は上昇傾向にあると伝えた。

 また「39歳となった今、時間との戦いが続いている。特に問題は、ダルビッシュが2028年まで契約下にあるという点だ」と指摘。続けて、「26年は1600万ドル(約23億2000万円)、27年と28年にはそれぞれ1500万ドル(約20億円)の年俸が保証されている。28年にダルビッシュがパドレスの先発として投げている可能性は極めて低いだろう」と論じた。
 
 そのうえで、同メディアは「チームはどう対応すべきか」と問いかけ、2つの選択肢を提示。1つ目は「ダルビッシュをトレードし、2026年に向けてチームを再構築する」という案だ。「少々厳しく聞こえるかもしれないが、パドレスにとって最善策は、なんとかして契約を手放すことかもしれない」とし、「その手段としては、年俸削減を目的としたトレードだ。若手有望株を抱き合わせにして契約を引き取ってもらう。ダルビッシュと数人のプロスペクトを獲得してくれるチームが存在する可能性もある」と説明した。

 さらに、「もう一つの可能性は、ダルビッシュに引退を促すことだ。これによりチームは残り4600万ドルの支払いを長期分割できるかもしれない。あるいは単純に放出して、残りの年俸を飲み込む決断を下す手もある」と続けた。

 同メディアは2つ目の案として、「救援に転向させ、複数イニングを任せるリリーフとして起用する」という選択肢を提言。「もしパドレスがダルビッシュの価値を少しでも活かしたいなら、リリーフ転向を検討すべきだ。契約がまだ3年残っている現状で、切り捨てるには早すぎる。少なくとももう1年、救援として再出発の機会を与えてみてはどうだろうか」と提案した。

 そして、最後に「ダルビッシュは複数イニングを任せられる中継ぎとしても有効だ。これにより、チームは先発陣に故障者が出た際に再びローテーションへ戻す柔軟性も得られる。リリーフとしての新たな役割が、キャリア後半の生き残り策となる可能性は十分にある」と結んだ。

 今シーズンを終え、チーム再編が進むなか、来年40歳を迎える日本人右腕がどのような形でチームに貢献していくのか注目が集まる。

構成●THE DIGEST編集部

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