ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平は現地10月16日、ミルウォーキー・ブルワーズとのリーグ優勝決定シリーズ第３戦で初回にポストシーズン自身初のスリーベースヒットを放った。直後にムーキー・ベッツのタイムリー二塁打で先制のホームを踏み、チームの勝利（３－１）に貢献。しかし現地記者の要求はもっと高いところにあるようだ。

　大谷はワイルドカードシリーズ２戦で２本塁打を含む９打数３安打、４打点と絶好調だったものの、地区シリーズからの６試合で25打数２安打、打率.080、12三振と急ブレーキ。第３戦の前日には異例の屋外でのフリーバッティングで調整を行なっていた。
  　大谷は第２打席以降、苦戦を強いられた。２回には、ジェイコブ・ミジオロウスキーと対戦し、内角への152kmスライダーを二ゴロに。５回の第３打席はミジオロウスキーの162kmフォーシームと140km近くのカーブに翻弄されて三球で空振り三振。そして７回の第４打席では左腕のジャレッド・ケイニグを当てられ、またしても空振り三振に終わっていた。

　日頃からドジャースを追うブレイク・ハリス記者は、７回のドジャース攻撃後に「大谷がリードオフ三塁打で我々を騙した。なんてこった、その後の打席はひどいね」とXに投稿。大谷にさらなる奮起を求めた。

　大谷は翌日の第４戦には先発登板予定。現地記者も期待するスーパースターの“完全復活”はいつになるだろうか。

構成●THE DIGEST編集部

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