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「議論はこれで終わり。大谷翔平は史上最高の選手だ」米記者が手放し称賛「野球に対する情熱とアイデンティティーを、17日の夜に形にしてみせた」

THE DIGEST編集部

2025.10.20

投げては6回10奪三振、無失点。打っては3本塁打。ナ・リーグ優勝決定シリーズという舞台で、大谷翔平が異次元の活躍を見せた。(C)Getty Images

投げては6回10奪三振、無失点。打っては3本塁打。ナ・リーグ優勝決定シリーズという舞台で、大谷翔平が異次元の活躍を見せた。(C)Getty Images

 ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平が見せた歴史的活躍の余波は、いまなお静まる様子がないようだ。大谷は現地10月17日のナ・リーグ優勝決定シリーズ大4戦に先発して、6回0/3、100球、被安打2,3四球、10奪三振、無失点と好投。さらに打者として3打数3本塁打、うち一本はドジャー・スタジアムの場外まで飛ばして見せた。

 米放送局『FOX Sports』のディーシャ・トーサー記者は、「議論はこれで終わり。大谷は史上最高の選手だ」と題した記事を公開。「唯一無二のスーパースターは、自らにさらなるプレッシャー、オーダーを課している。二刀流選手としての役割を存分に果たすために。自分自身のため、そしてチームのために。野球に対する情熱とアイデンティティーを、17日の夜に形にしてみせた。あのようなパフォーマンスこそ、大谷を史上最高の野球選手としての確固たる地位に押し上げている」と手放して称賛した。

「先発投手として6回以上を無失点に抑えて10奪三振。打者として3打数3本塁打。これは人類がこれまで目にしてきたなかで、最高の個人パフォーマンスとして歴史に刻まれるだろう。金曜の夜、大谷の周囲には批判の声が渦巻いていた。今ポストシーズンで二刀流スター選手は期待に応える結果を出せていなかった。プレーオフ9試合の打率はわずか.158。ポストシーズンという最高の舞台で結果を出せなければ、大谷を史上最高の選手と呼ぶには疑問が生じる。だから、あの試合で見せた10奪三振、3本塁打こそ、大谷を巡る議論に終止符を打つものだ。もはや議論の余地はない。大谷は史上最高の選手だ」

 
 ドジャースの選手たちは、大谷がこれまで成し遂げてきた偉業――たとえば、“50-50”を達成した日の6打数6安打、3本塁打、10打点、2盗塁――を目の当たりにしてきた。ドジャースの選手たちはMLBのトップスターばかり。そんな選手たちでさえ、10月17日の異次元の活躍に誰もが舌を巻いた。

「マックス・マンシーは試合後にこう言い切った。もう少し年を取った後、子供たちに“野球で見た最高の瞬間は?”って聞かれる時が待ちきれないね。もちろん、きょうの試合だって言うだろう。野球史上最高の選手個人のパフォーマンスだ」

 このようにチームメイトの言葉を記したトーサー記者は、「次に大谷が何をするのか、誰にも分からない」と記して記事を締めた。投手として6回10奪三振、無失点、打者として3打数3本塁打、ひとつの特大場外アーチ。野球史に記載されていない偉業を次々と成し遂げてきた大谷はこの先、どんな新たな歴史を刻んでいくのか。

構成●THE DIGEST編集部

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