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プロ野球

【DeNA】相川亮二新監督が引き継ぐ“81番”と“横浜愛”「こんな素晴らしいチームになっているんだというのが本当に嬉しくて」

萩原孝弘

2025.10.20

三浦監督の後を受けてDeNAを率いる相川新監督。写真:萩原孝弘

三浦監督の後を受けてDeNAを率いる相川新監督。写真:萩原孝弘

☆受け継ぐ番長イズム

「まさに武者震いするような、全身に血が駆け巡るような思いでした」

 来季からDeNAベイスターズの指揮を執ることが決定した相川亮二新監督。監督を打診された際は、独特な感情が胸に去来したと表現した。

 
 初年度最下位に沈んだ三浦政権を支えるべく、2022年にコーチとして入閣した相川亮二は、役職名は変わりながらも、育成と作戦の両面でチームに貢献。入閣後の4年間は常にAクラスをキープとレベルアップに尽力した。

 その手腕が買われ、来季は相川体制となることが決定。木村洋太球団社長は「三浦監督が築いてきた4年連続Aクラスを基にして、それを進化させていただくということを念頭におきました。今のチーム状況を非常によくわかっているということと、コーチングスタッフとして優勝の経験があるというようなことを鑑みまして、相川さんに引き継いでいただくということになりました。相川さんは、三浦監督と現役時代から一緒にやっていたということに加えて、オリンピックでも一緒に代表だったということや、他球団での経験もございますので、今までにプラスアルファというような形で進化をさせてくれるのではないかと期待をしております」と前政権の継承とさらなる上積みを期待する。

 それを裏付けるように「相川監督の背番号についてですが、三浦監督の路線を継承しながらも自分の色を出していくということを念頭に、今の80番にひとつアクセントを加えるという意味も加えて、81番を継承してつけていただくこととなりました」と目に見える形でも番長イズムを受け継いでいってほしいとの願いも込められた。

☆特別な番長への思い

「監督と出会って30年経ちます。僕が18歳の頃からのお付き合いです。僕がまだ若い頃、監督と一緒にやっていた頃はなかなか苦しいチーム状態の時が多かったです」とまだ寮が横須賀の長浦にあったころからグラウンドで汗を流し、ともに成長。しかし暗黒と言われていた時代は、なかなか結果はついてこなかった。

 だが「僕が4年前帰ってきたときには、もう明らかに違うチームに変身していました。空気感、雰囲気も本当に素晴らしい、そういうチームになっている」と新生ベイスターズを肌で感じた。「その監督の元でやってきて、その監督が作り上げたもの、これをまさにアップデートするというか、もっと付け足していってリーグ優勝を達成したいです」と尊敬する先輩の志をベースとし、頂を目指していく。
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