元楽天監督で野球解説者のデーブ大久保氏が、TBS系列の「ゴゴスマ GO GO!Smile!」に出演し、投手・大谷翔平の凄さを解説した。
2023年に自身2度目のトミー・ジョン手術を受けた大谷は、24年は打者に専念。投手としては今年6月から復帰した。レギュラーシーズンではイニング数や球数をセーブしながら徐々に伸ばしていき、最終的には14試合に先発して1勝1敗、47イニングを投げ防御率2.87、62奪三振。WHIPは1.04で、奪三振率は驚異の11.87を記録した。
プレーオフでは、フィラデルフィア・フィリーズとのナ・リーグ地区シリーズ第1戦と、ミルウォーキー・ブルワーズとのナ・リーグ優勝決定シリーズ(NLCS)第4戦で先発。2試合とも勝利投手になり、合計では12回0/3を投げて5安打19奪三振3失点をマークしている。
大舞台で好投している大谷。大久保氏はまず、通常の術後復帰をこう説明する。
「トミー・ジョン手術をやったら、バックスイングでショートスロー、小さな投げ方をさせられます。腕を小さく振ると、(本来の)速球が投げられなくなるのが常識です。腕の角度が通常45度とオーバースローだった大谷選手が、ショートバックスイングのために低くなり、36度の角度になっています。利点は(横に変化する)スライダー、スイーパー、シンカーは投げやすくなるところ。ただし、腕が下がるからフォークは落ちづらくなります」
しかし、大谷のピッチングは“常人離れ”していると、大久保氏は力説する。
「スピードを160キロ出す。しかも(腕振りは)斜めなのに、手首を立てて投げられるので、フォークも落ちる。これは通常の選手にはできないので、みんな『アンビリーバブル』です。トミー・ジョン手術を2回やって戻れた選手は、大谷選手を含めて3人しかいないと言われている。それだけ、回復しにくい。腕が下がったのに、横の変化ができて、縦の変化もされてしまったら、それは人間ができることではないんで、相手は目が追いつかない」
さらにNLCS第4戦で、大谷はブルワーズが得意とする足を使った攻撃も封じていたという。
「点数が離れていったのに、大谷選手はランナーが出た時に1.1秒台のクイックモーションで投げていました。1.25秒をオーバーすれば、盗塁できる。ということは、そこでブルワーズが得意な盗塁、機動力も止めてしまう。ゲームでのテクニック、頭のなかも『ランナーを走らせないよ」ときっちり意思表示をする。(相手は)作戦は使えない。どんどんドジャースのペース、大谷選手のペースにした」
相手打線にとって極めて攻略が難しい存在の投手・大谷。現地24日(日本時間25日)から始まるトロント・ブルージェイズとのワールドシリーズでも、二刀流での活躍を期待せずにはいられない。
構成●THE DIGEST編集部
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大舞台で好投している大谷。大久保氏はまず、通常の術後復帰をこう説明する。
「トミー・ジョン手術をやったら、バックスイングでショートスロー、小さな投げ方をさせられます。腕を小さく振ると、(本来の)速球が投げられなくなるのが常識です。腕の角度が通常45度とオーバースローだった大谷選手が、ショートバックスイングのために低くなり、36度の角度になっています。利点は(横に変化する)スライダー、スイーパー、シンカーは投げやすくなるところ。ただし、腕が下がるからフォークは落ちづらくなります」
しかし、大谷のピッチングは“常人離れ”していると、大久保氏は力説する。
「スピードを160キロ出す。しかも(腕振りは)斜めなのに、手首を立てて投げられるので、フォークも落ちる。これは通常の選手にはできないので、みんな『アンビリーバブル』です。トミー・ジョン手術を2回やって戻れた選手は、大谷選手を含めて3人しかいないと言われている。それだけ、回復しにくい。腕が下がったのに、横の変化ができて、縦の変化もされてしまったら、それは人間ができることではないんで、相手は目が追いつかない」
さらにNLCS第4戦で、大谷はブルワーズが得意とする足を使った攻撃も封じていたという。
「点数が離れていったのに、大谷選手はランナーが出た時に1.1秒台のクイックモーションで投げていました。1.25秒をオーバーすれば、盗塁できる。ということは、そこでブルワーズが得意な盗塁、機動力も止めてしまう。ゲームでのテクニック、頭のなかも『ランナーを走らせないよ」ときっちり意思表示をする。(相手は)作戦は使えない。どんどんドジャースのペース、大谷選手のペースにした」
相手打線にとって極めて攻略が難しい存在の投手・大谷。現地24日(日本時間25日)から始まるトロント・ブルージェイズとのワールドシリーズでも、二刀流での活躍を期待せずにはいられない。
構成●THE DIGEST編集部
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