現地10月22日、米メディア『The Athletic』のサム・ブラム記者がロサンゼルス・エンジェルスの菊池雄星の発言を一部公開。同球団のペリー・ミナシアンGMとの球団設備に関するやり取りを公開し、その内容が小さくない話題を呼んでいる。

　ブラム氏はミナシアンGMとの質疑応答の様子をテキストで公開。菊池が今季最終登板となった９月24日のカンザスシティ・ロイヤルズ戦後の取材で「キクチはエンジェルスのウェイトルームのエアコンがシーズンを通して故障したままだったと述べた。彼は修理を依頼したにもかかわらず、シーズン中に一度も直されなかった」と不満を漏らしていた。

　エアコンの故障については同僚からも同じような意見が挙がっていたといい、その件を同GMに問うと、「エアコンは快適だ。とても冷えている」と返答。故障に関しても「それはない」と完全否定したという。

　ミナシアンGMは続けて、「設備は常に整っている」とあらためて故障の事実はないと強調。「今年のクラブハウスの環境は素晴らしかった。キクチも同じことを言ってくれると思う」と答えた。
  　このやり取りはエンジェルスファンを通じてすぐに拡散。ネット上のコメント欄には選手からの要望をガン無視しているようなミナシアンGMの態度にファンは怒りの矛先を向けており、「なんてやつだ」「ミナシアンは、責任を取らずに物を言うことで知られている」「それならエアコンがちゃんと動くところを見せてくれ」「選手たちを大切にしなさい」「なぜもっと強く言い返さないの？」など、辛辣な意見が噴出している。

　エンジェルスは2014年を最後にポストシーズンから遠ざかっており、今季も72勝92敗でア・リーグ西地区最下位に低迷。10年連続の負け越しが決まった。

構成●THE DIGEST編集部

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