セントルイス・カーディナルスのラーズ・ヌートバーが、両足かかとの骨の突出による「ハグルンド変形」を削る手術を現地10月7日に受けた。この影響で、来季開幕に間に合うかは不透明な状況となっている。
この事態を受け、カーディナルス専門サイト『Redbird Rants』はトレードの噂もあったヌートバーについて、「カーディナルスはまたしても“売り時”を逃した」と厳しい論調を並べている。
ヌートバーの現状を報じた『Redbird Rants』は、同選手の不振と故障は「カーディナルス球団のこの3年間の決断の遅れを象徴する悲しい結末」と表現。批判の矛先を球団の前運営部門長ジョン・モゼリアク氏に向ける。「彼の後期は“タイミングの悪さ”で彩られている。選手の価値が高い時期に動かず、結局はほとんど見返りを得られなかった」と鋭く指摘。後手を踏む補強を嘆いた。
ヌートバーは今季135試合に出場し、打率.234、13本塁打、48打点、OPS.686を記録。故障もあり一時離脱したことを差し引いても物足りない数字に同メディアは辛口な分析をしている。
「2022年から24年にかけて、ヌートバーは出塁率.351、長打率.426をマークし、選球眼の良さやコンタクト能力はリーグでも上位レベルだった。しかし慢性的な故障が課題で、23年を除けばフルシーズンでの活躍を見せられなかった。25年の成績は伸び悩み、結局は再び手術という形でシーズンを終えた」
続けて「23年オフ、あるいは24年のトレード期限でヌートバーを放出していれば、複数の球団が強い関心を示していた」と言及。当時のヌートバーについて、メジャーを代表する強打者に負けない魅力を持っていたと回顧している。
「ハードコンタクト率、四球率、そしてチェイス率などで、フアン・ソト(現ニューヨーク・メッツ)やブラディミール・ゲレーロJr.(トロント・ブルージェイズ)、大谷翔平(ロサンゼルス・ドジャース)らと同水準のスイングアプローチを示しており、まさに価値のピークだった」
一方で、「結果論ではあるが、モゼリアク前社長がすべてを中途半端にした」とも分析。2022年以降ポストシーズンから遠ざかっているカーディナルスの実状について、「チームは強くもなく、若返りも進まない中途半端の地獄に陥っている。モゼリアク時代にカーディナルスの不調はさらに悪化した」と、低迷を招いた首脳陣を手厳しく批判した。
ヌートバーの気になる今後については回復期間は不透明であり、長期化する可能性があると説明。「これは新たな挫折だ」とされ、来季の復帰すら見通せない厳しい状況だと頭を抱えた。
2027年にヌートバーはカーディナルスからFAとなる。『Redbird Rants』はその点にも触れており、「健康と打撃の両立を来シーズンまでに証明できなければ、カーディナルスは再び“価値のないトレード放出”に追い込まれる」とシビアな視線を背番号21に送っている。
今季カーディナルスは78勝84敗でナ・リーグ中地区4位に低迷。モゼリアク体制の負の遺産は、ハイム・ブルーム新体制にとって重い課題になりそうだ。
構成●THE DIGEST編集部
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この事態を受け、カーディナルス専門サイト『Redbird Rants』はトレードの噂もあったヌートバーについて、「カーディナルスはまたしても“売り時”を逃した」と厳しい論調を並べている。
ヌートバーの現状を報じた『Redbird Rants』は、同選手の不振と故障は「カーディナルス球団のこの3年間の決断の遅れを象徴する悲しい結末」と表現。批判の矛先を球団の前運営部門長ジョン・モゼリアク氏に向ける。「彼の後期は“タイミングの悪さ”で彩られている。選手の価値が高い時期に動かず、結局はほとんど見返りを得られなかった」と鋭く指摘。後手を踏む補強を嘆いた。
ヌートバーは今季135試合に出場し、打率.234、13本塁打、48打点、OPS.686を記録。故障もあり一時離脱したことを差し引いても物足りない数字に同メディアは辛口な分析をしている。
「2022年から24年にかけて、ヌートバーは出塁率.351、長打率.426をマークし、選球眼の良さやコンタクト能力はリーグでも上位レベルだった。しかし慢性的な故障が課題で、23年を除けばフルシーズンでの活躍を見せられなかった。25年の成績は伸び悩み、結局は再び手術という形でシーズンを終えた」
続けて「23年オフ、あるいは24年のトレード期限でヌートバーを放出していれば、複数の球団が強い関心を示していた」と言及。当時のヌートバーについて、メジャーを代表する強打者に負けない魅力を持っていたと回顧している。
「ハードコンタクト率、四球率、そしてチェイス率などで、フアン・ソト(現ニューヨーク・メッツ)やブラディミール・ゲレーロJr.(トロント・ブルージェイズ)、大谷翔平(ロサンゼルス・ドジャース)らと同水準のスイングアプローチを示しており、まさに価値のピークだった」
一方で、「結果論ではあるが、モゼリアク前社長がすべてを中途半端にした」とも分析。2022年以降ポストシーズンから遠ざかっているカーディナルスの実状について、「チームは強くもなく、若返りも進まない中途半端の地獄に陥っている。モゼリアク時代にカーディナルスの不調はさらに悪化した」と、低迷を招いた首脳陣を手厳しく批判した。
ヌートバーの気になる今後については回復期間は不透明であり、長期化する可能性があると説明。「これは新たな挫折だ」とされ、来季の復帰すら見通せない厳しい状況だと頭を抱えた。
2027年にヌートバーはカーディナルスからFAとなる。『Redbird Rants』はその点にも触れており、「健康と打撃の両立を来シーズンまでに証明できなければ、カーディナルスは再び“価値のないトレード放出”に追い込まれる」とシビアな視線を背番号21に送っている。
今季カーディナルスは78勝84敗でナ・リーグ中地区4位に低迷。モゼリアク体制の負の遺産は、ハイム・ブルーム新体制にとって重い課題になりそうだ。
構成●THE DIGEST編集部
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