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山本由伸が2試合連続完投直後、敵地ベンチで示した一流の行動に称賛拡散 米識者が唸り「ダグアウトのゴミを…」

THE DIGEST編集部

2025.10.26

ブルージェイズ戦で完投勝利した山本。ダグアウトでの行動が話題を呼んでいる。(C)Getty Images

 現地10月25日、山本由伸(ロサンゼルス・ドジャース)がトロント・ブルージェイズとのワールドシリーズ第2戦に先発登板。9回を4安打1失点、8奪三振105球の完投勝利を挙げた。試合後にはまさかの行動をみせ、米識者から注目を浴びた。

 先制点をもらった直後の立ち上がりは2本の安打で無死一、三塁のピンチを招いた山本だが、3番のブラディミール・ゲレーロJr.を迎えたところでギアチェンジ。スプリット中心に攻めて、最後は緩いカーブで空振り三振。続くアレハンドロ・カークを一直に仕留めて2死までこぎ着けると、ドールトン・バーショをカーブで見逃し三振。ランナーを背負いながら、ゼロでしのいだ。

 3回に犠飛で同点に追いつかれたが、それ以降は快調なピッチング。強力ブルージェイズ打線をすべて三者凡退に抑える好投を続ける。

 7回に待望の追加点が入ると、山本はさらにテンポアップ。8回は圧巻の三者連続三振に斬って取り、相手に付け入る隙を与えない。

 4点リードで迎えた9回、ゲレーロJr.から始まった好打順もあっさり三者凡退。2001年以来のカート・シリング(当時アリゾナ・ダイヤモンドバックス)以来、ポストシーズン2試合連続完投勝利の離れ業をやってのけた。
 
 充実の笑みを浮かべ、バッテリーを組んだウィル・スミスと労いの抱擁を交わした山本は次々とチームメイトにハグ、ハイタッチの嵐で喜びを分かち合った。そんな右腕はベンチに引き揚げると、驚きの行動を起こす。山本はダグアウトに落ちていたゴミを見つけると、それをすべて片づけた。チームマネージャーに記者会見場に早く向かうよう促されると、ゴミが落ちていないことを確認して慌てて足早に向かった。

 その一部始終を見ていた米放送局『Fox Sports』のアナリスト、ベン・バーランダー氏は早速自身のXに山本のアクションを報告。「ヨシノブ・ヤマモトはポストシーズン2試合連続完投を達成した後、クラブハウスに向かう前にダグアウトのゴミを全て片付けた」と感心した。

 敵地のグラウンド上だけでなく、ダグアウトでも一流の振る舞いをした山本。日本人右腕の行動はSNS上で拡散され、その人間性に多くの称賛が集まっている。

構成●THE DIGEST編集部

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