セントルイス・カーディナルスのラーズ・ヌートバーは、現地10月７日にハグルンド変形のため、両足かかとの手術を受けたと告白した。現在の状態と今後の見通しについてハイム・ブルーム球団野球運営部長が言及した。

　米誌『Sports Illustrated』は「ヌートバーの手術後の近況報告」と題した記事を配信。ブルーム球団野球運営部長がセントルイスの地元ラジオ局『KMOX-FM』の朝の番組『Sports on a Sunday Morning』で語ったと紹介した。

　ブルーム氏は「ヌートバーは来シーズンの開幕戦を欠場するかもしれないし、しないとも言えない」と説明。「リハビリを急ぐことはない。しかし、シーズン序盤を欠場することになっても、短期間になる」との見通しを立てた。
  　この発言を受け、同誌は「ブルーム氏は開幕戦の欠場を完全否定しなかった。大きな進展とは言えないが、開幕戦に間に合う可能性が残されているのは好材料だ」と報じた。

　一方でヌートバーに襲い掛かった怪我については、「ハグルンド変形の回復は一筋縄ではいかない。通常の捻挫や筋肉の肉離れとは異なり、アキレス腱に極めて近いかかとの骨が突出する『骨の隆起』によるもので、アキレス腱周辺のトラブルは軽視できない。わずかなミスが来季を棒に振る可能性もある」と指摘し、警鐘を鳴らした。

　またMLBの開幕戦出場が危うい状況になったヌートバーにとって、来年３月５日に開幕予定のワールド・ベースボール・クラシック（WBC）への出場はほぼ絶望的と見られている。前回大会で大谷翔平、鈴木誠也（のちに怪我で辞退）と一緒にメジャー組として初の日本代表入りを果たし、１番打者として活躍。塁上でコショウを引く真似をする“ペッパーミル・パフォーマンス”をベンチで流行らすなど明るい性格、かつ闘志あふれるプレーで日本の野球ファンのハートを鷲掴みにして人気を得た。

　そのため、ヌートバーが手術を受けたというニュースは、日本のファンからも心配の声や悲痛な叫びがネット上に寄せられた。

「これは痛いな～」
「めっちゃ大怪我やん」
「まじか～残念。見たいけど、無理せずに治療して」
「ムードメーカーのヌートバーがいないのは残念」
「間に合う可能性を信じたい」
「早く回復する事を祈ります」
「WBCに間に合わないのは痛いね」

　ヌートバーは今季135試合に出場し、打率.234、13本塁打、48打点、OPS.686という成績をマークしたが、シーズン中盤に怪我で戦線を離脱。思うような活躍を披露できなかった。来季に向け非常に気がかりである。

構成●THE DIGEST編集部

【画像】PS初先発・６回９K３失点！現地10月４日に行われたフィリーズ戦で躍動する大谷翔平を特集！

【画像】白シャツ姿、タキシードに、ニット姿まで！ユニホーム姿“じゃない”大谷翔平を厳選してお届け！

【画像】大谷翔平の妻、田中真美子が輝いた“現役バスケ選手時代”を厳選フォトで一挙紹介！ 貴重なショートカット時代も