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「球界トップ投手」大谷翔平が「“優勝決定戦”に先発するのは当然」キャリアで最も重要な大一番、二刀流の登板に地元メディア太鼓判

THE DIGEST編集部

2025.11.01

第7戦の先発が予想されている大谷。(C)Getty Images

 ロサンゼルス・ドジャースがトロント・ブルージェイズとのワールドシリーズ(WS)第6戦を3対1で制し、優勝の行方は最終第7戦に持ち込まれた。

 第7戦の先発は、ブルージェイズが3度サイ・ヤング賞を受賞した41歳のベテラン、マックス・シャーザー。対するドジャースは公式発表がまだない。ローテーションの順番で言えば、タイラー・グラスノーになるが、グラスノーは第6戦の9回に登板して3球を投げた。

 グラスノーの状況にかかわらず、米メディアの間では現地10月28日のWS第4戦に先発した大谷翔平を中3日で登板させる予想が挙がっている。実際、米メディア『The Athletic』は第6戦終了後の記事で大谷の先発に言及した。

「野球界最高の選手が、最高の舞台のマウンドに立つ。第7戦で大谷が先発すると、チーム関係者が『The Athletic』に語った。デーブ・ロバーツ監督は第6戦後の記者会見で、山本由伸を除く全投手が出場できると説明。第7戦の先発は明言を避けたが、チームを代表する二刀流の登板が当然の選択だ」

 大谷が先発する可能性が高い理由は、二刀流ルールにある。先発して降板した場合はDHとして引き続き出場できるが、DHとして試合途中からマウンドに上がる場合、二刀流ルールが適用されない。そのため、大谷を先発させるプランが浮上しているのだ。

 
 こうした報道を受けて、ドジャース専門メディア『DodgersBeat』は、「第7戦は、中3日で大谷が先発するようだ。大谷がいけるところまで投げ、その後はグラスノーとブレイク・スネルがブルペンに待機するという」と伝え、「大谷は今ポストシーズンで3度先発して防御率3.50。球界トップ投手が"優勝決定戦"に先発するのは当然だ」と言い切った。

 これまで大谷は何年にもわたって、何度もメジャーの先発マウンドに上がってきた。しかし、"ワールドシリーズ第7戦"よりも大きな舞台で"先発"したことがあっただろうか。プロキャリアで最も重要な大一番。はたして大谷は、投打二刀流でドジャースを連覇に導けるか。

構成●THE DIGEST編集部

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